授業一覧
....
続きを読む →
理系文系の人たちが、それぞれの学問分野を深くなお深く掘り下げてゆき、一定のレベルに 達すると、あらゆる学問分野に通ずる地下水脈に到達する。その人たちのうちで周りを眺める器量を持つ人たちは、地下水脈を通じてお互い の学問分野の勘所を理解でき、有意義で建設的 な対話ができる。この考え方は営み一般に当てはまる。ある「こと」を理解したいとする。その「こと」をできうる限 り正確に ....
続きを読む →
理学・工学・農学・社会学・国際政治学の専門家による領域横断的型の講義を通じて、「温暖化によって、近未来の環境がどうなるか」を科学的に理解します。具体的には 1. 温暖化の仕組み 2. 温暖化による自然環境の変動 3. 社会への影響と対応 4. 国際政治と将来への展望を学びます時間外学習としては、4つの分野ごとに環境問題を考察し、レポートを作成します。本講義は領域横断型講義と ....
続きを読む →
この期に及んでみると、名大での三十数年の教員生活が夢幻のようにさえ思えてきます。同僚、教職員、学生・院生などの皆さんから良き刺激を受け、支えられ、助けられてきました。これこそ実にありがたいことです。学部、研究科、大学に対してお役に立てることはほとんどありませんでした。心理臨床領域のパーソンセンタード・アプローチ(PCA、人間尊重のアプローチ)に関心をもち、個人カウンセリング、エンカウンター ....
続きを読む →
1983年に名古屋大学に着任して以来、本学には31年間お世話になりました。 1975年、大学院の学生だった私は、助手へのお誘いを受けて前任の大学の教員になりました。当時の国立大学教員の給与は景気の良い民間企業と比べて低めで、一流と言われていた民間企業に就職を果たした友人達からは何を好き好んで大学にと言われましたが、給料をいただいて勉強ができるという、他では得られない自由な時間を手に入れるた ....
続きを読む →
都市・地域の発展段階とインフラストラクチュア整備、および街区ストック化の方法論構築を目指し、地域計画学、公共政策学の視点から都市の持続的発展を可能にする技術・制度・政策に関するセミナーを行う。学生が自主的に国内外を問わず先進的な文献を収集、購読し、その成果を英語で発表し、教員を交えた学生内の議論を行う。 ....
続きを読む →
「無事定年を迎えられおめでとうございます」名古屋大学に移り来て19年、先輩の先生方がこの言葉で送られるのを見るたびに「何がおめでたいものか!あの先生はもっともっと研究したいはずなのに…かわいそうに」と思って来た。自分が定年を迎える今、この定式化された言葉にもううーんと納得させられる点が見えて来た。自分の能力(効率)を意欲の低下である。最先端(今流行でなく)にいるワクワク感が少なくなって来た。そ ....
続きを読む →
名古屋大学に就職して15年間程お世話になり、その後15年間他の大学に異動し、また縁有って名古屋大学に戻ってきた。学生時代を含めれば、名古屋大学に30年以上在籍したことになる。この40数年間すぐれた研究者に出会えたことで、自分なりには面白がって充実した研究をすることができた。人に自慢できるような研究成果を出せたわけではないのが悔いる点では有るが、自由にある意味勝手な研究を許してもらったことを感謝 ....
続きを読む →
私の研究は、交通インフラが整備されると、住宅や商業、工業の施設が立地し経済利益が出るが、地価上昇益は地主に帰着するメカニズムを表現する「土地利用モデル」開発からスタート。その不労利得を如何に事業者や公共に還元するか(「受益と負担のバランス」)、環境影響を如何に減らすかの方策を求めてきました。その実践として、1) 東京湾アクアライン、 2) つくばエクスプレス、 3) 鉄軌道によるバンコクの ....
続きを読む →
1. イントロダクション 2. 自然保護 1. 自然保護 2. 水環境保全 3. 種の保存 3. 廃棄物・リサイクル 1. 国内の廃棄物問題 2. 廃棄物の国際的管理と国内法 4. 大気 1. 大気汚染 2. 気候変動 5. 原子力 1. 原子力安全規制 2. 原 ....
続きを読む →
1989年 9 月に千葉工業大学から名古屋大学に移ってきました。名古屋は生まれ故郷でしたが、建築計画学、特に劇場建築の研究を当時行っており、演劇や音楽の優れた公演が少ないと思われたこと、お付き合いをしていた演出家や舞台技術者などがほぼ関東圏に集中していたことなどで、名古屋に行くことに実は葛藤がありました。しかし、後を押したのは、わたしも関わった愛知芸術文化センターへの期待です。新国立劇場の計画 ....
続きを読む →
2001年、環境学研究科が発足する時に、名古屋大学に赴任しました。出身大学院は法学研究科で、大学では社会学を教えてきたという経歴からすると、環境学研究科のような、境界を越えた、異業種間交流の場のような研究の場は自分にあっていたのかもしれません。この研究科に来て、2004年に発生した超巨大地震スマトラ地震調査で、文理融合した研究を行なう機会を得ました。その研究成果は『スマトラ地震による津波災害と ....
続きを読む →
室内温湿度の動的評価,室内温熱環境の評価法,温熱環境の設計法などを基に,温熱・空気環境の設計に必要となる室内温湿度や空気清浄度,室内気流分布などの室内設計条件の 考え方を各種の用途の建物について解説し,それを基に空調設計,気流分布設計などを行うための室内熱負荷や室内気流分布の各種の予測・評価方法についての知識と,現在行われているそれらの予測・解析技術の実際の空間設計に対する適用性・運用事例と将来の ....
続きを読む →
教員として22年間の名古屋大学勤務を終え、停年退職を迎えます。学生・院生としての在籍年数を加えると、30年以上にわたる名古屋大学との係わりでした。お世話になった名古屋大学の皆さんに深く感謝致します。私は戦後ベビー・ブームの世代に属し、人数が多く、うごめく群衆の中に生きた感があります。 科学の研究分野で何か一仕事をしたい。だが、その何かは茫漠としている。そんな思いで学生時代がスタートし、自ら ....
続きを読む →
名古屋大学に赴任してからの16年間は、またたく間に過ぎた感じです。 その間、充実した研究・教育環境に恵まれたことを、心から感謝しています。 ことに大学院生の指導を本格的に受け持ったことは、貴重な教育経験であったのみならず、自分の研究にとっても極めて有益なものでした。院生たちと、かなり専門的な意見の交換ができたことは、自分の研究上の考えを深化させていく上で、とても良い刺激になりました。学 ....
続きを読む →
「水の環境学」は体系理解科目として本学の環境学研究科教員を中心として、オムニバス形式にて講義を行います。理学、工学、社会科学の様々な領域から地球水循環、地域と水、社会・制度・文化と水、水に関する世界の話題など幅広く講義し、水に関する様々な知見を広げてもらい、各々の研究や生活の中での実践に反映させてもらうことを期待しています。 ....
続きを読む →
本講義は、「温暖化概論」である。「温暖化によって、近未来の環境がどうなるか」を、理学、工学、農学、人文科学などの領域から横断的に講義する。温暖化の仕組み 、温暖化による自然環境の変動と産業への影響、近未来の環境予測と政策・展望等を取り上げ、わかりやすく説明する。 ....
続きを読む →
....
続きを読む →
現在、環境問題、とりわけ気候変動などの地球規模の環境問題が世界的な重要問題となり、多くの大学で環境という語を冠する学部/学科、研究科・専攻や研究所が存在しています。私の学生時代-1960~70年代-を想い起すと隔世の感がします。とすれば結果としてはよかったかと思っています。大学院博士課程時代は、非平衡系の熱・統計力学を勉強していたのですが、ローマクラブの「成長の限界」報告書に触 ....
続きを読む →
2001年に文理融合の地球科学、都市工学、それに人文社会の3分野が合体して「環境学研究科」が創設された。文学部の地理学講座に所属していてどっぷりと文系の世界に浸っていた者にとっては、まったくの異界に足を踏み入れた感があった。同居していただけの数年間が過ぎた頃、社会環境学専攻の専攻長を拝命して、同じ文系でも隣の先生が、顔は知っているが、どんな研究をされているのか、全く知らないことに気づき、愕然と ....
続きを読む →
門前の小僧も41年、おかげで、勤労20年の銀杯もいただき、 誠に感謝する。41年目の今年、ショックだが、目からうろこが落ちた。63歳定年なら、混乱のまま足を洗うところだった。3 月11日、激しい揺れが収まらないうちに、気象庁は大津 波警報を発令。沿岸では辻々の防災行政無線スピーカーから避難命令が流れた。8日前に津波避難訓練を行っていた町もある。海岸線に大防潮堤が聳える。津波を思い出す前に襲われ ....
続きを読む →
システムとは、いくつかの要素が相互に密接に影響を及ぼしあい有機的につながっていて、まとまりや仕組みを形作って機能を発揮する集合体を言う。自然科学・社会科学・人文科学いずれの分野にも種々のシステムを見ることができる。本講義では、よく見られる代表的なシステムの例を取り上げながら、それらのシステムを分析し、システムを構成する要素間のつながり、結びつき、関係などを複眼的な視点で見ることによって、そのシステ ....
続きを読む →
主として、都市の温熱環境・微気象について取り上げる。まず最初に、地球温暖化と都市温暖化の違いについて整理する。次に、人間活動に伴うエネルギー消費や都市化が都市の温熱環境・微気象に及ぼす影響について学習する。また、温熱環境・微気象を解析する方法についても学習する。 ....
続きを読む →
環境に負荷をもたらしているさまざまな社会経済システムを改革し、持続可能な社会を実現するために必要な政策立案・実施能力の開発を目的とする。環境政策は、行政だけでなく、企業、NPOなどもその主体。 ....
続きを読む →

....
続きを読む →