講師 | 佐野充 教授 |
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開講部局 | 環境学研究科 2011年度 前期 |
対象者 | 情報文化学部2年生 (2単位・週1回全15回) |
システムとは、いくつかの要素が相互に密接に影響を及ぼしあい有機的につながっていて、まとまりや仕組みを形作って機能を発揮する集合体を言う。自然科学・社会科学・人文科学いずれの分野にも種々のシステムを見ることができる。本講義では、よく見られる代表的なシステムの例を取り上げながら、それらのシステムを分析し、システムを構成する要素間のつながり、結びつき、関係などを複眼的な視点で見ることによって、そのシステムの構造や動的特性を把握し、システムをより良く機能させるためのデザインを考えて、広い視点と全体を系統立てて理解する力(システム思考)を養う。また、種々の分野におけるシステムについて概説する。
以下のプランに沿って講義を進める。ただし、講義内容は部分的に変更されることもある。
回 | 講義内容 |
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1 | 授業の目的、ガイダンス、システムとは—佐野充 |
2 | システム思考、システムの見方:トップダウンとボトムアップ ー佐野充 |
3 | システム原型1(応急措置の失敗、問題の転嫁)—佐野充 |
4 | システム原型2(成功の限界、目標のなし崩し)—佐野充 |
5 | システム原型3(成長と投資不足、成功には成功を)—佐野充 |
6 | システム原型4(エスカレート、共有地の悲劇)—佐野充 |
7 | システムの例1 地球システム—氏原温 |
8 | システムの例2 生態システム—依田憲 |
9 | システムの例3 社会システム—丸山康司 |
10 | システムの例4 経済システム—黒田達朗 |
11 | システムの例5 集団システム—唐沢穣 |
12 | システムの例6 認知システム—川口潤 |
13 | システムのまとめ |
14 | |
15 | システムのまとめ・期末試験 |
第 1 回
第 2 回
第 3 回
第 7 回
第 8 回
第 9 回
※第 9 回のノートについては、非営利の教育目的でのコピー・配布は可能ですが、改変は不可となっております。
第 10 回
第 11 回
評価は数回のレポートや出席状況、期末試験による。
March 24, 2015