国際機構

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名古屋大学では、留学生の受入や本学学生の海外留学促進など教育研究を中心とする国際化を進めてきました。特に、2010 年に始まった Global30 プログラムを機に、2020 年までに留学生 3,000 名の受入や、英語のみで学位が取得できる国際プログラムを学部/大学院コースに設置するなど、キャンパスの一層の国際化を積極的に進めています。2015 年に発表した名古屋大学松尾イニシアチブ:NUMIRAI では、「世界の誰もが選びたくなるキャンパスの実現」を目指し、Global30 で掲げた目標に加えて、留学生受入プログラムの拡大や海外へ留学する学生数を 1,000 名規模へと拡大することを謳っています。  こうした全学的な国際化への取組を推進するために、留学生受入、学生の海外留学、入学後の留学生の勉学・生活支援、さらに国際プログラム実施に関係する組織等の見直しをおこない、役割の明確化や関連する部署の統合による機能強化を図ることにしました。こうした取組の結果として、これまでの留学生センターの機能強化を目指して、新たに国際機構を発足させました。これまで以上に、皆様方のご支援、ご協力を御願いいたします。

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国際教育交流センター

国際教育交流センター

国際教育交流センター長 長畑 明利 (ながはた あきとし) (人文学研究科 評議員・教授)

名古屋大学国際教育交流センターは、平成25年10月に、それまでの留学生センターを拡大改組した結果設立されました。本センターと同時に、旧留学生センターの日本語教育部門を担当していた部署からは、国際言語センターが設立されています。

国際教育交流センターの役割は、学生による国際交流の支援全般です。センターは「国際プログラム部門」「教育交流部門」「アドバイジング部門」「海外留学部門」の4つの部門によって構成されています。これらの部門が緊密に連携しながら、留学生の受け入れと学習・生活・就職支援、日本人学生の海外派遣の業務など、名古屋大学の国際交流を強力に推進するための活動を行うのが本センターです。

名古屋大学は、平成26年9月に、政府が推進する「スーパーグローバル大学創設支援」プロジェクトに採択され、教育研究を世界的に推進する大学として、さらなる国際化を進めています。大学で行われる学問は、もとより普遍的な性質を持つものですから、国際的な交流の成果を取り入れるのが当然です。そして、学問とその応用を担う主体は教職員と学生という人間的存在です。したがって、これら人間的主体が国際的に活動することができなければ、大学の真の意味での国際化を実現することはできません。

日本は、高い文明を誇っていた中国に遣隋使、遣唐使という留学生を送り、中国からも優秀な人材を受け入れることで、独自の洗練された文明を発達させることができました。ルネサンス期のヨーロッパでは、エラスムスに代表される人文主義者たちが、各地に赴いて、当時の共通語であるラテン語で議論を闘わせることで、中世において停滞した自由な学問研究を深化させることができるようになりました。

このように人類は、異言語・異文化を積極的に受け入れ、同時に自国からも人間と情報を送り出すことにより、そうではない場合に比べてはるかに高度の文明を築き上げることができます。すでに高度なレベルの教育と学問研究を推進している名古屋大学が、これまで以上の貢献を世界に対してなすためには、さらなる国際化が要請されることは言うまでもありません。かかる名古屋大学の国際的活動を支援する機関として、国際教育交流センターが大きな寄与をなすことができるものと信じています。

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国際言語センター

国際言語センターは、日本語・日本文化教育部門、英語教育部門の 2 部門からなります。

日本語・日本文化教育部門では、全学向け日本語プログラムをはじめとする様々なコースを実施し、留学生に対する日本語・日本文化等の教育を行っています。また、Web 教材を含む多様な教材を開発・公開しています。さらに、日本語教育に直接関係する研究に加えて、日本語教育の基盤となる日本語の基礎研究 (音声・文法・意味・談話など) も行っています。

英語教育部門では、日本人学生等の英語力強化などを行っています。

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授業一覧

いろいろな場面の多様な日本語を聞いて、「自然な話しことば」を聞き取る力を伸ばす。縮約形、音の変化、わかりにくい表現を聞き取るポイントを示し、知らない語彙、表現があっても内容が推測できるようになることを目標とする。 ....

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