空間エネルギー制御論-2011

講師飯塚悟 准教授
開講部局環境学研究科 2011年度 後期
対象者環境学研究科都市環境学専攻博士前期課程1、2年 (2単位週1回全15回)

授業の目的

主として、都市の温熱環境・微気象について取り上げる。まず最初に、地球温暖化と都市温暖化の違いについて整理する。次に、人間活動に伴うエネルギー消費や都市化が都市の温熱環境・微気象に及ぼす影響について学習する。また、温熱環境・微気象を解析する方法についても学習する。

教科書

特に指定しない。適宜講義資料を配付する。

参考書

村上周三著『CFD による建築・都市の環境設計工学』(東京大学出版会)
近藤純正編著『水環境の気象学 − 地表面の水収支・熱収支 −』(朝倉書店)

スケジュール

まず最初に、地球温暖化と都市温暖化の違い(原因、進行速度など)について整理する。次に、人間活動に伴うエネルギー消費や都市化に伴う土地利用改変によって大きな影響を受ける都市の温熱環境・微気象の形成メカニズムについて講義する。また、そのメカニズムを解析するためのシミュレーションモデルについての解説を行う。さらに、ヒートアイランド緩和対策を始めとして、都市の温熱環境・微気象の改善策についても論じる。

  • 地球温暖化の原因と形成メカニズム
  • 都市温暖化の原因と形成メカニズム
  • 温熱環境・微気象解析のためのシミュレーションモデル
  • 都市の温熱環境・微気象の改善策
  • 受講者によるプレゼンテーション(温熱環境・微気象の改善策の事例など)

講義ノート

成績評価

平常点及び講義の中で課すプレゼンテーションを基に評価する。


投稿日

November 19, 2014