物理環境設計学-2011

講師奥宮正哉 教授
開講部局環境学研究科 2011年度 前期
対象者環境学研究科都市環境学専攻博士前期課程1、2年 (2単位週1回全15回)

授業の内容

室内温湿度の動的評価,室内温熱環境の評価法,温熱環境の設計法などを基に,温熱・空気環境の設計に必要となる室内温湿度や空気清浄度,室内気流分布などの室内設計条件の 考え方を各種の用途の建物について解説し,それを基に空調設計,気流分布設計などを行うための室内熱負荷や室内気流分布の各種の予測・評価方法についての知識と,現在行われているそれらの予測・解析技術の実際の空間設計に対する適用性・運用事例と将来の動向についての受講者のプレゼンテーション,ディスカッションを交え講義を行う。

  1. 室内環境の評価方法・指標
  2. 建築のエネルギー消費と評価指標
  3. 建築的省エネルギー手法(パッシブソーラーなどを含む)
  4. 空気調和システム・熱源システムの設計
  5. 室内環境の予測手法

授業の目標

本講義は環境学を支えるひとつの要素である都市において、建築物という人工環境を創造する場合に必要とされる人工環境内温熱・空気環境の設計という伝統的な専門分野を深く理解することを目指したものである。

具体的には本講義によって、温熱・空気環境の設計に必要となる室内温湿度や空気清浄度,室内気流分布などの室内設計条件の考え方の,実際の都市内・建築内での空間への適用法がわかるとともに,それらを拘束条件としエネルギー消費量,環境負荷もとにした空間内の温熱・空気環境の設計法と評価法を習得することができる。

教科書

特になし。適宜講義資料を配布する。

参考書

空気調和設備の実務の知識,ASHRAE FUNDAMENTAL

授業を受けるに当たっての注意事項等

授業内容に示した各項目について受講者のプレゼンを行う。従ってこのための準備を講義時間外に行う必要がある。

参考資料

空気調和設備の実務の知識,ASHRAE FUNDAMENTAL

課題

授業内容に示した各項目について受講者のプレゼンを行う。

従ってこのための準備を講義時間外に行う必要がある。

成績評価

プレゼンテーションの内容,ディスカッションへの貢献度とレポートによって評価する。

上記の項目と出席状況を基に、総合点 60 点以上をC、70 点以上をB、80 点以上をAとする。


投稿日

April 27, 2020