タグ「理学部」には 28 個の授業があります.

フィールドセミナーⅠは、講義で得た地球惑星科学に関する知識について、野外で実際に観察し、理解を深める実習です。授業では岩石はシンプルに数種類に分類されることを教わりますが、野外で実際に観察すると、同じ種類の岩石でも多様な特徴があり、自然界の多様性を認識します。 地球が数万年、数億年とかけて営んできた歴史は、これらの岩石や地層に様々な情報として刻まれています。その情報をできるだけ多く読み取ること ....

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平成24年 4 月に薬学系の独立研究科として創薬科学研究科が設置されるのに伴い、京都大学大学院薬学研究科から異動してきました。それから、 5 年間があっという間に経ち、本年 3 月に定年退職を迎えることになりました。その間、新しい環境になれない私を暖かく親切にサポートしていただいた教授会の先生方、事務の職員の方々に篤く御礼申し上げます。赴任時には、理学部 B 館の 4 階の教授室に一人でおり、 ....

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私は本学の理学研究科で学位を得た後に、プラズマ研究所、プラズマ科学センター、そして1995年からは理学部にお世話になりました。所属場所はキャンパス内の1 km弱の距離を行ったり来たりしていたことになります。ただし、プラズマ研究所時代に2年間の米国留学という大変貴重な経験をさせていただきました。非社交的な私ですが、何故か米国生活がとても楽しく、それだけに短い滞在期間にも関わらず、深甚な影響を受け ....

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大阪大学、基礎生物学研究所を経て、名古屋大学では理学部生物学科と遺伝子実験施設でそれぞれ助教授、教授として合わせて18年間お世話になりました。若き日に生物化学者にあこがれて大学の理学部に進み、大学院生として主に研究所で育ち、研究者として研究所で研究に専念し、名大にお世話になってからも4年間の学部教員の後に、遺伝子実験施設で博士研究員中心の研究室を持ち、研究専念の幸せな研究者人生を送ることができ ....

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パーコレーション (浸透理論) の基本的概念から出発し、非浸透相から浸透相への相転移、無限クラスターの一意性について述べる。これらを通じ、測度論的確率論の手法、さらに (初歩的な) エルゴード理論が、物理的問題の中でどのように使われるかを概観する。 ....

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有理数を高校までとは全く違った視点から特に幾何学的に考察する方法を学ぶ。具体的には連分数、フォードの円、双曲幾何の順に解説する。連分数とは有理数を入れ子状の分数で表したものである。計算には向かないが面白い性質を多く持っており、有理数や無理数に対する新たな見地が開けるだろう。次に各有理数に対応したフォードの円を学ぶ。このフォードの円を使うと、有理数同士の関係が幾何学的に理解できるようになる。またこの ....

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身近な題材(ここでは正多面体)を通じて、 数理学科以外に志望する学生にも数学 (トポロジー、離散数学、群論)の考え方 に触れる機会を作ることである。また、1つ のものを多角的に見る物の見方にも慣れて もらう。 ....

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ラクラジアンやハミルトニアンを用いた理論形式は,質点や剛体などの力学系の運動を調べるために非常に有効である。また、2年後期に学ぶ量子力学Iを理解する上でも、解析力学は必要不可欠である。本講義では,その基本原理を理解すると共に,簡単な応用を通じて手法を取得する。 ....

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2001年、環境学研究科が発足する時に、名古屋大学に赴任しました。出身大学院は法学研究科で、大学では社会学を教えてきたという経歴からすると、環境学研究科のような、境界を越えた、異業種間交流の場のような研究の場は自分にあっていたのかもしれません。この研究科に来て、2004年に発生した超巨大地震スマトラ地震調査で、文理融合した研究を行なう機会を得ました。その研究成果は『スマトラ地震による津波災害と ....

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【The Plan of the Course】Part 1 is scheduled to be 4/14, 4/21, 4/28, 5/12. 1. Review on affine spaces. 2. Touch of projective spaces. 3. The fundamental theorem of projective geometry. 4. Wigner’s theore ....

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環境問題については多くの学生諸君が興味関心を持っているものの、マスメディアからの情報だけでは正確な理解を得られないことが多い。環境問題の「常識」をひとつひとつ検討しながら、いろんな側面から一つの問題を考えること、一つの問題は他の問題と関連しあっているものととらえること、環境問題とは地球と社会にまたがる一つのシステムの問題であるという見方ができること、を目標とする。 ....

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植物を中心に生殖、遺伝、発生の分子機構について講義を行う。特に細胞間のコミュニケーションを担うシグナリング分子に着目することで、幅広く生物界を俯瞰する。バクテリアから高等動植物に至るまで、個々の細胞は、他の細胞とコミュニケーションをとることで、生命の営みを維持している。それは細胞の増殖の協調や、細胞の出会い、位置情報や生理情報の交換といった、様々な局面で見られる。本講義では、特に細胞間シグナリ ....

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歴史をひもといてみますと、数学と物理は互いに大きく影響をおよぼし合 いながら発展してきたことが分かります。19 世紀以前ですと、ニュートン力学と微分積 分や位相幾何学、電磁気学とベクトル解析などが代表的なものです。20 世紀そして今世 紀になると、その関係は更に深くなってきています。ですから、数学をより良く理解する ためには、物理を全く無視する訳にはいきません。 本講義では、数学と物理の関わりにつ ....

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アミン、エステル、芳香族化合物、ヘテロ環、糖、アミノ酸などを具体的な題材として取り上げ、有機化合物の構造と反応性を学ぶ。知識の習得に加えて、論理的に有機化学の現象を捉えるエッセンスの習得と適用に重点を置く。 ....

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「光がどのように物質と相互作用するか」を明らかにすることは科学における中心テーマの一つであり,その探求によって量子力学をはじめとする現代科学の礎が築かれてきた。中でも分光学の発展は,波長などの光パラメータの変化に対する応答からその物質の状態を捉える手段を与え,物質科学の発展に大きな役割を果たしている。ここでは,光と分子の相互作用および核運動の量子力学について学び,分子スペクトルからどのような情報が ....

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解析力学 I で習得したラグランジアンやハミルトニアンによる手法を用いて、物理学において基本的な力学系の運動を学ぶ。また、後半では、特殊相対性理論に基づく運動について学ぶ。 ....

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宇宙論は、この宇宙全体がどのようにはじまり、どのように進化するのか、そもそも宇宙とはなにものなのかを明らかにしようとする研究分野である。最近のめざましい観測の進展を背景として、宇宙論の研究は大きく発展している。本講義では宇宙論の最近のトピックのいくつかに焦点を当てて紹介する。 ....

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統計物理学I, II(「名大の授業」には入っていません)に続いて、量子多粒子系の統計力学の基礎と、相互作用のある系や相転移の問題への統計力学の応用について解説します。この科目は選択科目ですが、大学院進学希望者には必須の内容です。 ....

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生物の生命活動の基本単位である細胞について学ぶ。細胞という空間の中で、遺伝学及び生化学で学ぶ種々の生命分子が、どのようにして細胞固有の活動 (物質の取り込み、エネルギー産生、細胞運動と輸送、接着、成長・分裂、刺激応答等) を営んでいくのかといった基礎概念を、主に真核生物の知見を通して理解することがねらいである。これらの内容は基礎細胞学Ⅰ、Ⅱを通して学ぶものであるので、学生諸君は全てを履修すること。 ....

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私は名古屋大学医学部を1976年に卒業し、医師としての研修を終えて、81年に大学へ戻ってきました。医学部ではこれを“帰局”と称し、学位取得が主な目的でした。当初、私自身は箔をつけて再び病院へ出ようと考えていたのでしたが、研究が面白くなり、ズルズルとお世話になりました。面白くなったきっかけの一つは、理学部で分子生物学(者)と出会ったことですが、90年代からの“がん分子標的治療”の流れにうまく乗れ ....

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定年に際し感想を書け、ということですが、いろいろあったなという想いが先行し、なかなかまとまりません。18年前に名大に戻った時には予想もしなかったことがいろいろあり、長かったようで、短いような感じに捉われます。いつかくる定年の時には、静かに来し方行く末を考えてみたいと思っていましたが、現実は、例年と全く同じような速度で時間が流れて行きます。 とはいえ、改めて思えば、これまでの皆さんのご厚情に ....

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