神経変性疾患の予防・治療に向けたニューロン死の制御

2016年度 退職記念講義

講師赤池昭紀 教授
開講部局創薬科学研究科
日時2017/2/2 14:30-16:00
場所野依記念交流会館
講師赤池昭紀 教授
開講部局創薬科学研究科
日時2017/2/2 14:30-16:00
場所野依記念交流会館

創薬科学研究科の発展を祈念する

平成 24 年 4 月に薬学系の独立研究科として創薬科学研究科が設置されるのに伴い、京都大学大学院薬学研究科から異動してきました。それから、 5 年間があっという間に経ち、本年 3 月に定年退職を迎えることになりました。その間、新しい環境になれない私を暖かく親切にサポートしていただいた教授会の先生方、事務の職員の方々に篤く御礼申し上げます。赴任時には、理学部 B 館の 4 階の教授室に一人でおり、大学院の導入講義の立案、実施に追われていました。

その後、平成 26 年 4 月に博士課程が設置され、細胞薬効解析学分野という研究室を立ち上げることができました。その際に、米国サンディエゴのソーク研究所にいた小坂田文隆先生に講師として着任いただき、視覚再生をテーマとして研究の立ち上げに着手しました。平成 27 年 4 月には研究室として一期生となる大学院生が配属し、さらにその年の秋には創薬科学研究館が竣工し、充実した施設の中で研究を行えるようになりました。国立大学では初めてとなる創薬科学を標榜する大学院の立ち上げに関わることができまして、本当に充実した 5 年間でした。医療イノベーションが進むなかで、今後、創薬科学の役割はますます重要になってくると思います。理学、工学、農学、薬学といった多分野が融合して画期的新薬の創成を目指す創薬科学研究科がさらに発展し、我国の創薬研究の推進に重要な役割を果たしていくことを期待します。

講師紹介

赤池 昭紀(あかいけ・のりあき) 大学院創薬科学研究科 教授

学歴

  • 1974 年 03 月 京都大学 薬学部 卒業
  • 1979 年 03 月 京都大学大学院 薬学研究科 薬学 博士課程 修了

職歴

  • 京都大学医学部薬理学教室・助手 , 1908 年 07 月 ~ 1988 年 11 月
  • 京都大学医学部薬理学教室・講師 , 1988 年 12 月 ~ 1989 年 03 月
  • 福山大学薬学部神経薬理学教室・助教授 , 1989 年 04 月 ~ 1991 年 03 月
  • 福山大学薬学部神経薬理学教室・教授 , 1991 年 04 月 ~ 1994 年 03 月
  • 京都大学薬学部薬理学講座・教授 , 1994 年 04 月 ~ 1997 年 03 月

所得学位

  • 薬学博士 , 京都大学 , 課程 , 1979 年 09 月

研究分野を表すキーワード

  • 神経薬理、眼薬理

所属学会

  • 日本 NO 学会 理事
  • 日本トキシコロジー学会
  • 日本再生医療学会
  • 日本医療薬学会
  • 日本眼薬理学会 理事

後輩へのメッセージ


投稿日

May 12, 2020