タグ「学問」には 20 個の授業があります.

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本学の修士課程を修了後、日立製作所→工学部応用化学科→高温エネルギー変換研究センター→高効率エネルギー変換研究センター→エコトピア科学研究所と放浪してまいりました。それぞれのところで多くの皆様に我儘な私を支えて頂き ました。まず、深くお礼を申し上げます。その間、多くの理系、文系の先生方、また、海外の先生方とお付き合い頂く中で、学問の理想は深い探求と、それを広くカバーして全体が見渡せる視点が重要 ....

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日本古代の手工業生産について、おもに奈良時代における国分寺創建期の地方造瓦組織を題材として、その地域的諸様相を検討し、律令制の成立から変質、崩壊という過程において、どのような変遷を遂げていくかを論じる。 講義の目的としては、古代手工業生産に関する知識の取得ばかりでなく、本講義における担当者の研究手法を通して、受講者が自らの研究対象を深めていくにあたっての論理的思考や叙述能力を涵養することが望ま ....

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いまどき「遺伝子」という言葉を知らない人はいないでしょう。遺伝子組換え、遺伝子診断、DNA鑑定など、遺伝子を扱う技術はずいぶん身近なものになってきました。でも、遺伝子とDNAの関係は? と聞かれたり、赤花遺伝子と白花遺伝子は何が違うの? と聞かれたりしたとき、正確に答えられる人は多くないかもしれません。この基礎セミナーでは、大腸菌に新しい遺伝子を導入する「遺伝子組換え実験」や、遺伝子を検出する方法 ....

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言語学は人間の言語のしくみを考える学問ですが、言語のしくみを解明するためには、できるだけ多くの、しかも異なるタイプの言語を知っておく必要があります。なぜなら、世界中の言語は何らかの共通性を持っているのですが、それが何であるのかを理解するためには、言語の多様性についての認識が欠かせないからです。この講義では、フィンランド語の文法の初歩を学びます。フィンランド語はヨーロッパで話されている言語ですが、英 ....

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日本の社会構造が大きく転換し、就職を含めて、これまで私たちが自明としてきた社会のあり方が大きく崩れ始めている。このような中、人々は自分らしく生きることを求めて、彷徨しているように見える。そして、それはまた、学校教育を中心とした人材育成・国民形成のシステムから、生涯にわたって学習し続けることで、自らの潜在力を開発し続けることを求める社会へと、人々の学びのあり方の大きな展開をもたらしている。この講義で ....

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経済社会の成り立ちや動きを理解するためには、個々の構成員がどのような動機に基づいて各自の行動を選択しているか、またその意思決定がどのように相互連関しているのかを調べることが重要である。 ミクロ経済学は、行動の選択とその連関を分析し、経済社会の働きについて理解するための学問である。 本講義では、競争市場における需給均衡分析の理解を前提として、その他のミクロ経済学の基本事項を学ぶ。 ....

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この講義は、文献史学の方法により、日本古代の律令国家が手工業生産をどのように支配しようとしたのか、という問題について、国家が掌握していない部分も視野に入れながら考えることを目的とします。今回は、その中でも瓦の生産を題材とします。まず、六国史、律令格式、正倉院文書などから、古代における瓦生産の基本的なあり方について整理した上で、次に発掘調査によって出土した文字瓦の分析を行います。瓦に記された箆書きの ....

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私の大学生活を振り返ってみますと、最初は学問の基礎を学ぶ教養部の人文・社会と自然科学の勉強に始まりました。勉強をあまりしなかったということで、教養不足の自覚があったのを明確に覚えております。そのような経緯で、名古屋大学で教えるようになってからも、「教養部」という響きの故に敷居が高く感じられ、将来有る若者に悪い影響を与えては申し訳ないと思い、「基礎セミナー」のような各自の勉学の方向性に影響を与え ....

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1973年4月に大学院文学研究科の修士課程に入学して以来今年3月の退職まで、私の名古屋大学での生活は43年及びます。初めは大学院生として、1980年に助手となってからは教員として、同じ文学部に通いました。文学部の建物は耐震改修されましたが、骨格は40年前と変わりません。三階の暗い廊下を歩いていると、ふと、40年前のまだ何になるのか解らない自分に出会う気がします。当時の国史学研究室(現在の日 ....

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医学部に保健学科が設置されたのが19年前の平成10年 4 月です。以来そこに籍を置き、今回退職するまで名古屋大学にお世話になりました。放射線技術科学専攻を擁する国立大学では大阪、金沢に次いで 3 番目です。その後、全国で11の国立大学が設置されましたので名古屋大学は比較的早い方だったと思います。この専攻は、診療放射線技師を養成しており、その学問領域として放射線技術学を標榜しています。これは診療 ....

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2001年、環境学研究科が発足する時に、名古屋大学に赴任しました。出身大学院は法学研究科で、大学では社会学を教えてきたという経歴からすると、環境学研究科のような、境界を越えた、異業種間交流の場のような研究の場は自分にあっていたのかもしれません。この研究科に来て、2004年に発生した超巨大地震スマトラ地震調査で、文理融合した研究を行なう機会を得ました。その研究成果は『スマトラ地震による津波災害と ....

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誰しも一度は心に浮かぶ「私とは何か?」、「私はどこから来たのか?」という疑問は、ギリシャ・ローマの時代から提起されている、人間にとってもっとも根源的・普遍的な疑問です。私たちの学ぶ医学は、病気を対象とする科学であると共に、この「私とは何か?」という疑問を物質的な基盤から追及してきた学問でもあります。この講義では、生物の化学で学んだ私たちの体を構成する物質についての知識を元に、私たちの遺伝とは何 ....

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化学生命工学の基礎に関する講義を実施する。有機・高分子、応用物質科学および生命分子工学の基礎について講述するとともに、これらの分野の最先端の化学・技術に関する話題を紹介する。 1. 有機・高分子化学 2. 応用物質化学 3. 生命分子化学 ....

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自然科学の基礎学問である力学を、身近な現象の力学的解明を通じて学ぶことを指針とする。物理学科進学を希望する学生および専門を学ぶ上で力学が重要となる学生を対象とする。それのみならず、科学を学ぶ学生には必要な基礎である。この「力学 I 」および後期に開講される「力学 II 」と合わせて、ニュートン力学の基礎についてのまとまった内容を講義する。 ....

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「教育社会学」のおもしろさに迫るために、授業では次の3つのことにこだわります。第一に、「学問」(discipline)にこだわります。社会学あるいは教育社会学の理論や考え方とはどのようなものか、さまざまな例を用いながら、またときに教育学や心理学との比較をおこないながら、描き出していきます。第二が、「調査」(research)にこだわります。社会を知るには調査が不可欠です。ただしこの授業では ....

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「モデル問題」は、小説の登場人物のモデルとされた者が、何らかの形で抗議することによって起こります。明治以来、さまざまな「モデル問題」が生じましたが、それが〈問題〉となった理由もまたさまざまでした。小説家がなにを書きたいのか、モデルは何に腹を立てたのか、どのような文芸思潮がその時代を支配し、どのような「常識」が人々を規定していたのか。複雑な要因が絡み合って起こる「モデル問題」を時系列にそって眺めてい ....

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私は名古屋大学医学部を1976年に卒業し、医師としての研修を終えて、81年に大学へ戻ってきました。医学部ではこれを“帰局”と称し、学位取得が主な目的でした。当初、私自身は箔をつけて再び病院へ出ようと考えていたのでしたが、研究が面白くなり、ズルズルとお世話になりました。面白くなったきっかけの一つは、理学部で分子生物学(者)と出会ったことですが、90年代からの“がん分子標的治療”の流れにうまく乗れ ....

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