講師 | 天野浩 教授 |
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開講部局 | 工学部/工学研究科 2015年度 前期 |
対象者 | 工学部/電気電子工学コース、情報工学コース (2単位・週1回全15電子工学コース教員が持ち回りで担当) |
本講義は序論であるため、電気電子・情報工学科の 1 年生に対して、これから学生生活を送る上で如何に強い動機付けを与えるかが、重要になる。本講義では、まず導入として、ノーベルウィークでの全ての行事を紹介し、その感想と共に、ノーベル賞の権威がどのように生まれ、スウェーデンの人々によって維持されているかを、実体験を基にして紹介する。
次に、現在の地球規模の様々な問題、例えば人口増加にともなう食糧および水不足 の問題、特に途上国の発展に伴うエネルギー・電力不足の問題、情報トラフィックの増大に伴う情報機器電力増大の問題及びセキュリティの問題を 紹介し、それぞれの問題に対して、どのような取り組みが必要かを紹介すると共に、学生自らそれぞれの課題に対する対応策を考えてもらう。また、LED の興味深い応用例として光遺伝学の取り組みを紹介し、学問の自由さと様々な分野が融合して生まれる新たな世界、新たな技術についてを知ってもらう。
以上のように、今後の学生生活において、幅広い視野で世界的な課題を捉え、自分の力でそれらを検討することができる力を養うため、課題抽出のきっかけを与えるよう工夫している。
電気・電子・情報工学各分野の教育・研究の概要を紹介し、電気・電子・情報工学の基礎を学ぶ。
担当教員 | 分野 | 講義内容 |
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小川泰弘 | 計算機プログラミング基礎 | 大学生として計算機システムを安全に利用するための基礎的な知識を説明する。特に情報セキュリティや著作権等について、名古屋大学情報セキュリティガイドラインを通じ、具体例を交えて説明する。 |
河口信夫 | 計算機プログラミング基礎 | 後期開講の「計算機プログラミング基礎及び演習」をはじめ、計算機に関する講義・演習を今後受講していくために必要となる、計算機ハードウェア、ネットワークについて概説する。 |
小川泰弘 | 計算機リテラシ | 今後の学習に必要な計算機の使用に関するリテラシを時間外演習として実施する。どちらに出席するかについては初回時 (4/14) にアンケートにより調整する。内容は、名大全学メールの使用方法、メーラーの設定方法、セキュリティ講習など。 |
加藤丈佳 | 電気Ⅰ | エネルギーの安定供給は人類社会の根幹をなす課題であるとともに、地球規模の環境面からも重要である。本講義では、将来の持続可能な低炭素社会を築く上で期待されている再生可能エネルギー発電に着目し、現在の導入状況や将来的な大量導入による影響と対策を概説する。 |
塩川和夫 | 電気Ⅱ | 地球のまわりの宇宙空間 (ジオスペース) は、TV放送のための通信衛星やナビゲーションのための測位衛星など、ますますその利用が進んでいる。一方でこのジオスペースは、太陽や地球の磁気圏、電離圏で生成されるプラズマによって、大きくその環境が左右される空間である。本講義では、ジオスペースで発生しているさまざまなプラズマ現象を紹介し、その未解明の部分や今後の宇宙利用との関わりを議論する。 |
天野浩 | 電子Ⅰ | 自分たちの未来を築くために皆さんができること 世界に目を向けると、人口増加に伴い、エネルギー、環境、食糧など多くの重要な課題が見えてきます。本講義ではこれらグローバルな課題の現状を紹介し、これから皆さんがどのようにその解決に貢献できるか、について示します。 |
大野雄高 | 電子Ⅱ | 身の回りの情報機器は様々な電子材料の組合せで構成されている。講義の前半では、どのような材料がどのような仕組みで、どのような役割を果たしているのか、後半では、最近のナノテク材料とそれにより期待される未来の電子デバイスを概説する。 |
安藤秀樹 | 情報・通信Ⅰ | コンピュータの構成と動作について説明する。具体的には、コンピュータを構成する主要な要素には何があり、それらがどのように動作して、プログラムを実行するのか? ハードウェアを実装する論理回路はどういう原理でどういう素子で構成されているか? 最近のプロセッサはどういう動作をしているか? などについて概説する。 |
河口信夫 | 情報・通信Ⅱ | 情報技術を活用した新しいサービスやそれを支える技術について概説する。スマートホンなどに搭載されセンサにより人の行動データを取得したり、建物の中でも位置を取得する技術、大規模データを使った地理空間情報処理やその応用について解説する。 |
関浩之 酒井正彦 |
情報Ⅰ | 最初に情報工学コースで取り組んでいる様々な研究テーマを概観する。その後に、3回の講義で6名の教員から各研究分野を紹介する。1回目の前半で、基礎研究が情報システムの信頼性、セキュリティ、プライバシー保護にどのように貢献しているかを説明する。後半では、論理に基づく問題解法などを解説する。 |
山本修一郎 外山勝彦 |
情報Ⅱ | 前半: 情報システムをどのように開発するのか? また、どのように安全性やセキュリティを保証するのか? さらに、情報システムをどのように継続的に発展させていくのかなどを概説する。 後半: 日本語や英語など人間が日常的に用いる言語をコンピュータで処理する自然言語処理について概説し、研究・開発成果やその応用について紹介する。 |
村瀬洋 長尾確 |
情報Ⅲ | 講義の前半では、車載カメラを用いた周囲環境認識や監視カメラ映像からの人物認識などの画像や映像の認識理解に関する研究を紹介する。後半では、様々なセンサーを搭載した個人用の乗り物とその安全自動走行の仕組みについて解説する。 |
第六回
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December 16, 2016