| 講師 | 玉井 寿樹 教授 |
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| 開講部局 | 経済学部/経済学研究科 2026年度春学期 |
| 対象者 | 経済学部3,4年生 |
公共経済学とは主として公共部門の経済活動について一般的な観点から分析する経済学の応用分野であり, 多様な経済問題(市場の失敗, 政府の失敗, 所得格差など)の解決策を考察する学問分野である。本講義では, 現代の経済社会が直面するこれらの諸課題に挑戦・解決する能力を養うために, 公共部門が果たすべき役割と基本的な考え方への理解を深めることを目的とする。
公共経済学の概念や基本的な考え方についてわかりやすく説明することができる。また, 現代の経済社会が直面する様々な課題について公共経済学の概念を用いて問題の本質を理解し解決策を提示することができる。
核となる問いを前面に出し、「公共=政府」と短絡しない形でまとめ直しました。
「公共経済」の授業では、「なぜ公共なのか」という問いを出発点としています。ここでいう公共とは、単に政府そのものではなく、個人だけでは完結せず、社会の構成員みんなで考える必要のある問題を指します。公共財、外部性、情報の非対称性など、市場の失敗として扱われる現象は多様です。そして、その背後には、各人がそれぞれ合理的に行動しても、社会全体として望ましい結果が実現しないという共通のメカニズムがあります。授業では、数式や図を用いてこの構造を理解させるとともに、身近な事例や現実の政策課題を取り上げ、問題の本質を見抜く力を養うことを重視しています。また、解決主体を政府に限定せず、市場の仕組み、企業、地域社会、当事者間の協力など、どのような方法で共有された問題に向き合うべきかを考えさせるよう工夫しています。
教科書:菊池悠矢・玉井寿樹 著『公共経済学』新世社(2026年4月公刊予定)詳細は講義中に指示する。
参考書:小川光・西森晃 著『公共経済学(第2版)』中央経済社(2022年)[ISBN] 9784502411717
・TACTを通じて講義資料を配布するので, 事前に資料を準備・予習しておくこと。
・授業後には教科書・授業資料付属の練習問題に取り組むこと。
成績評価方法:演習(30%)及び期末試験(70%)で評価する。
成績評価基準:公共経済学に関する基本的な概念や用語を正しく理解していること, 講義により得た知識や概念を用いて経済問題に対する解決策や公共部門の役割について論述できることを合格の基準とする。
ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱを履修済みであることが望ましい(未履修でも受講可能)。

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July 21, 2026
