健康・スポーツ科学講義

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講師蛭田 秀一 教授
開講部局教育学部/教育発達科学研究科 2022年度春学期
対象者工学部、文系学部1年生

授業の内容

健康の維持増進に必要な身体に関する科学的知識や,安全で効果的な運動の実践方法についての知識を習得し,自己管理能力を身につけることを目的とします。

授業の工夫

本授業は新入生を対象に入学直後の春学期に開講されます。その理由の一つは、この時期に健康的な生活習慣についての基礎的知識を学んでおくことは、その後の大学生活だけでなく生涯にわたって役立つと考えられるからです。

2021年度と2022年度はコロナ禍ということもあり、主としてインターネットを利用したオンデマンド課題形式で実施されました。オンデマンド課題は、複数の教員が分担・協力して作成した教材からなり、共通内容と各教員独自の内容が含まれます。

共通内容の基本テーマは、健康増進および自己健康管理に対する意欲の向上です。全学生が、大学生活を心身ともに健康に過ごすために必要な基礎的知識と運動の意義・必要性について共通概念が持てるように、学生は以下の内容を学びます。

・授業全体計画の説明、コロナ禍での生活について、授業実施上の諸注意 ・感染症、薬物
・生活習慣病、運動不足、食事
・喫煙、飲酒(アルコール)
・応急手当、心肺蘇生
・授業期間中における「生活運動習慣シート」への記録および「シートを参考とした振り返りレポート」作成

私の授業内容の特徴としては、たくさんの種類・方法がある身体トレーニングについて、それらの特徴や共通性を理解するための基礎的知識を学び、生涯にわたって、その時々の自分に適した身体トレーニング方法を選択・改良・考案できる能力を身につけることを目指しています。具体的には、学生は、主として授業期間後半~夏期休業中に自分で設定したトレーニングを実施し、自分の身体をとおしてトレーニング継続(または中断)の効果を検証する課題に取り組みます。

到達目標

本授業の目標は,

1)大学生活を心身ともに健康に過ごすために必要な基礎的知識の修得と,運動の意義・必要性について多面的に学ぶ。

2)体力や運動能力の現状を把握しそれを向上させるためのトレーニングの方法は,持久力や筋力など,その目標とする体力要素によって異なっている。トレーニングに対する考え方,トレーニングを行う上で必要となる基礎理論や注意点について学び,さらにトレーニング実施によってその効果を検証する。

教科書

授業で適宜資料を配布する。

講義資料

運動の見方・考え方

課外学修等

最終レポートに備えて,自分の生活様式(ライフスタイル)を考慮したときに,どんな運動・スポーツの実施がふさわしいか,または可能かを検討しておく。

注意事項

各自で体力測定やトレーニングを実施する際,事前に具体的な安全配慮を検討しておくことも,この授業における重要事項の一つである。

担当教員からのメッセージ

一口に身体トレーニングといっても,たくさんの種類・方法があります。この授業で、それらの特徴や共通性を理解するための基礎的知識を学び、生涯にわたって,その時々の自分に適した身体トレーニング方法を選択・改良・考案できる能力を身につけてほしいと望んでいます


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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投稿日

November 04, 2022