スペイン語4

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講師志波 彩子 准教授
開講部局教養教育院 2021年度 秋学期
対象者医学部、工学部、農学部の1年生

授業の目的

This course aims to help students acquire foreign language skills to enrich their knowledge of the world and enhance their cross-cultural understanding. The second-semester course focuses on the higher level of Spanish grammar necessary to develop communicative skills at a basic level.

授業の達成目標

1) スペイン語のより複雑な動詞活用(再帰動詞等)や完了,過去,未来といった時制の用法を理解し,身に付ける。 2) スペイン語のもう1つの法である接続法の用法を理解し,身に付ける。 3) 分詞構文や関係節などの複雑な構文の用法を理解し,身に付ける。 4) 過去や未来,接続法を用いて,スペイン語で簡単な会話ができる。

授業の工夫

新しい言語を学ぶということは、どんな言語でもそうですが、新しい世界の認識の仕方・見方を学ぶということだと思います。初めてスペイン語を学び始める学生が、スペイン語を通して、スペイン語での世界の見方を学び、そのことによって異なる価値観や考え方への柔軟性を養い、視野を広げてほしいと思っています。という難しい目標もありますが、第一にはスペイン語を楽しんでほしいと思っています。語学を楽しむためには、まず文法が理解できること、そしてそれを使ってある程度の会話ができることで達成感を感じることが大事だと思っています。これまでの大学でのスペイン語教育は文法説明と例文の訳読が中心でした。わたしは日本語教育が専門ですので、日本語教育での会話練習のノウハウをスペイン語教育にも取り入れて、文法の面白さと会話の楽しさを感じてもらえる授業を目指しています。例えば、日本語教育では動詞の絵カードを使って活用を練習するのが定番のやり方ですが、こうした方法論をスペイン語の授業に取り入れています。また、授業ではスペインや中南米の文化や自然をスライドで紹介し、スペイン語圏への関心を高めてもらえるように努めています。

教科書

  • 志波彩子,西村秀人,水戸博之,渡辺有美『初級スペイン語教本 エクセレンテ!!!(第3版)」(朝日出版社、2015年1月初版) ISBN 978-4-255-55120-3 C1087

辞書について

西和辞書を必ず授業時に用意してください。書籍の辞書について説明します。 いくつかスペイン語の辞書が発行されていますが、入門者にはある程度語彙数のある中辞典規模のものがよいということが一般に言えます。あまりに小さい辞書は、探している語が見つからなかったりしてむしろ使いにくいです。ここでは学習者がよく使用する辞書をいくつか紹介します。

  • 「プログレッシブ スペイン語辞典 第2版」(小学館 2000年)見出し語を2万5000語に抑え、そのすべてに発音記号とカナ発音を併記。巻末には簡単な和西辞典と旅行会話集も添えられている。
  • 「現代スペイン語辞典 改訂版」(白水社 1999年)見出し語は4万6500語。2色刷り。用例の解説に優れる。
  • 「クラウン西和辞典」(三省堂 2005年)見出し語5万2000語。フルセンテンスの用例が豊富。
  • 「プエルタ新スペイン語辞典」(研究社 2006年)見出し語は4万2000語。図版や写真多。スペインおよび南北両大陸の様々なインフォーマントから日常の用例を豊富に収録。
  • 「小学館西和中辞典第2版」(小学館 2007年)見出し語8万語で類書中最多。重要語2000語が大見出しになっている。詳細な専門用語集が囲み記事になり、百科事典的要素も兼ね備えている。

本授業に関するWebページ

スペイン語への招待

講義資料

講義ビデオ 「2021年度後期(医学部・農学部クラス)11/4分」

講義資料(第5回)


投稿日

February 03, 2022