基礎セミナー−食と健康-2014

course
講師下村吉治 教授
開講部局教養教育院 2014年度 後期
対象者農学部文系学部情報文化学部(自然)理学部工学部(II,III,IV系) (2単位週1回)

授業の内容

  1. 基本テーマについて説明を行い、複数のサブテーマを学生に伝える。
  2. 受講生に、基本的にサブテーマの中から自分のサブテーマを選択させる。
  3. 受講生は、図書、文献、インターネット等を利用して、選択したテーマについて調査・学習する。
  4. 調査内容をまとめて、発表のための資料をパワーポイントで作成する。また、その要旨も作成する。
  5. 受講生はパワーポイントを用いて、他の学生に対してプレゼンテーションする。続いて、質疑に対して応答 する。
  6. 教員は、発表および質疑応答について助言を行う。

授業の工夫

[セミナーの基本テーマ]食と健康

シラバスにも記載したように、「食べること」は健康に大きな影響を及ぼす。「食べること」は、食べ物の種類(栄養素)ばかりでなく食べ方(食物の調理法、組み合わせ、摂取タイミングなど)も含んでいる。

大学生の食習慣および食に対する考え方は、多くの場合家庭環境によって決定されている。もしその食習慣が間違ったものであれば、この授業がその食習慣の矯正に役立ってくれれば幸いである。大学生が、基本的に正しい食習慣を身につけることは、その後の人生にも大きく影響すると考えられる。

さらに、この授業では「食」と関係する代謝疾病や身体運動の効果についても授業のテーマとして取り上げ、受講生に「健康」についての幅広い知識を身につけてもらうことをねらいとしている。

本授業の目的およびねらい

セミナーの基本テーマ:食と健康

医食同源という言葉があるように、「食べること」は健康に大きな影響を及ぼす。

「食べること」とは、基本的には栄養素の補給であるが、「食べ方」によってヒトの代謝に及ぼす影響は異なる。すなわち、栄養素の種類と組み合わせ、摂取するタイミング、ヒトの身体状態によって栄養素の作用が違ってくる。この食べ方は、肥満や糖尿病などの疾病とも強く関係する。

この授業では、ヒトの健康と「食べること」の関係について、運動や生活習慣病等の情報も取り入れて理解を深めることをねらいとする。

履修条件あるいは関連する科目等

特になし。

教科書

使用しない。

参考書

  • 基礎栄養学[改訂第 4 版](奥恒幸、柴田克己 編集) 出版社:南江堂
  • スポーツと健康の栄養学[第 3 版] 出版社:ナップ

注意事項

特になし。

担当者からの言葉

食と健康に興味を持っている学生の受講を希望します。

成績評価

  • 履修取り下げ制度を採用する。
  • 原則として出席(25%)、授業での発言(25%)、および発表(50%)を基準にして成績を評価する。

投稿日

April 13, 2020