超臨界流体と共に歩んだ名古屋と熊本での38年
1984年に名古屋大学で博士後期課程を終了後、続けて助手として勤務しました。その後、1988年に熊本大学に赴任して「超臨界流体」に関する研究に取り組み、超臨界流体を用いた分離や反応の研究を続きてきました。25年間ほどの九州での生活ののちに、2012年に名古屋大学に戻り、定年までの10年を名古屋で過ごすことができました。今までにない超臨界プロセスを開発するという目標と世界に通用する研究をするという目標もち学生たちと共に歩んでまいりました。周りの皆さんのご協力と学生たちのお陰で「超臨界流体」を研究として楽しむことができました。社会実装を目指し、2013年に名大発ベンチャーとして設立した超臨界技術センターを通してこれまでの研究の社会への還元を図っていきたいと思っております。
講師紹介
後藤 元信(ごとう・もとのぶ) 工学研究科教授
学歴
- 名古屋大学 工学研究科 化学工学専攻 博士後期課程 1981年4月 - 1984年3月
- 名古屋大学 工学研究科 化学工学専攻 博士前期課程 1979年4月 - 1981年3月
- 名古屋大学 工学部 化学工学科 1975年4月 - 1979年3月
職歴
- 名古屋大学 低温プラズマ科学研究センター 教授 2019年4月 - 2022年3月
- 名古屋大学 未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 持続型物質循環研究部門 教授 2018年10月 - 2022年3月
- 名古屋大学 グリーンモビリティ連携研究センター 教授 2012年8月 - 2016年3月
- 名古屋大学・教授 2012年4月 - 現在
- 熊本大学・教授 2001年2月 - 2012年3月
- 熊本大学・助教授 1993年10月 - 2001年1月
- 熊本大学・講師 1988年8月 - 1993年9月
- 名古屋大学・助手 1984年4月 - 1988年8月
取得学位
- 工学博士 ( 1984年3月 名古屋大学 )
- 工学修士 ( 1981年3月 名古屋大学 )
- 工学学士 ( 1979年3月 名古屋大学 )
研究キーワード
プラズマ,分離プロセス,亜臨界流体,超臨界流体
所属学協会
- 化学工学会 副会長 2018年4月 - 2019年4月
- 化学工学会 理事 2016年4月 - 2019年4月
- プラスチックリサイクル化学研究会 会長 2016年5月 - 2018年4月
- AIChE
- 分離技術会 評議員
- 日本食品科学工学会
- 日本食品工学会 評議員
- 日本吸着学会 評議員
- 日本高圧力学会
- International Society for Advancement of supercritical Fluids Vice-President
- 応用物理学会
- 日本化学会
講義資料
超臨界流体と共に歩んだ名古屋と熊本での38年