情報リテラシー(文系)-2014

講師佐藤弘毅 准教授
開講部局教養教育院 2014年度 前期
対象者文系学部/1年 (2単位)

講義概要

大学での学術的活動で基盤となる情報リテラシーの習得を目的としている。本授業では特に文系学部生向けに、情報の伝達・収集・整理・分析といった情報関連技術の活用能力およびそのために必要な知識を、講義と実習を通じて主体的に身につけることを目指す。情報関連技術は時代と共に急速に変化していくものであるため、現時点でのソフトの使い方や知識を覚えるよりも、自分で必要な情報を探したり使い方を考えたりする活動を重視している。

前述の目標に沿って、前半の授業では「電子メール」「情報検索」「図書館と文献利用」といった情報の収集について取り上げ、後半の授業で「情報倫理とネチケット」「Web ページによる表現」「表計算ソフトによる分析」「プレゼンテーション」といった情報の表現について取り上げている。

授業の工夫

受講者に主体的に取り組んでもらうため、各授業で前半の講義は最低限にとどめ、後半の実習に多くの時間を割いている。

講義では、受講者の手元の PC からリアルタイムにコメントや質問を受け付け教室前面にプロジェクタで投影された教師用 PC で共有するシステムである i-room を用い、受講者が主体的に参加できるような環境を整えている。実習では TA3 名と共に机間巡視して質問を受け付け、進度に差のある受講者に対応している。

さらに、これら受講者の主体的な活動を評価するために、課題の成果物の提出と別に、毎回の授業後に CMS(授業支援 Web ページ)を用いて感想を提出させ、次回の授業までに教師・TA から CMS 上でコメントを返している。

教科書

特になし。適宜、授業でプリントを配布する。

欠席した人は、次回以降に申し出れば配布する。

スケジュール

講義内容
1 オリエンテーション、情報セキュリティ研修
2 コンピュータ概説(インターネットの仕組み)、タッチタイピング、電子メールの設定
3 コンピュータ概説(ファイル操作)、ワープロ、電子掲示板システム(BBS)
4 情報検索(基礎)
5 情報検索(応用)
6 情報検索(翻訳)
7 図書館と文献利用
8 情報倫理とネチケット(概要、電子メール編、BBS編)
9 Webページによる情報表現 (1) - SNSの使い方、HTML基礎
10 Webページによる情報表現 (2) - SNS活用事例
11 プレゼンテーション - PowerPoint(作成)
12 表計算 - Excel (1)
13 表計算 - Excel (2)
14 プレゼンテーション - PowerPoint(発表)
15 まとめ・試験または最終レポート

注意事項

  • 名古屋大学ID(アカウント)、パスワードを必ず携帯すること。
  • 予定は変更することがあります。
  • 各回の実習は互いに連係しているので、遅刻または欠席すると支障を生じることがあります。
  • 欠席は自己責任で。
  • 前回の内容をふまえた演習があります
  • 配付資料は後日申し出れば渡します

講義ノート

シラバス

第 1 回オリエンテーション

成績評価

授業への出席・参加度 10% i-roomへのログイン、演習の取り組み、等
授業後の感想 30% moodleより提出
基本課題 40% 演習課題
発展課題 10% 上級者向けの演習課題("S"を狙う人は必須)
最終課題 10% 最終回でのプレゼン(予定)
i-room - 受講者のフィードバックを黒板に表示するソフトウェア moodle - 講義資料等を公開し、受講者が利用できるサイト ### 履修取り下げについて 以下の場合は"欠席"となる. * 履修取り下げ申請した(5月末まで) * 講義の30%以上を欠席した * 最終課題を提出しなかった 以上に該当せず、成績評価が60点以下の人は"F"となる。

投稿日

March 17, 2020