講師 | 西川由紀子 教授 |
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開講部局 | 教養教育院 2011年度 後期 |
対象者 | 文系学部 (2単位・週1回全15回) |
本講義の目的は途上国が直面する諸問題について考察するとともに、開発に関連して生起する諸問題について、政治、経済、文化、社会にまたがる多種多様な見地から国際開発がどのように取り組まれてきたかを考察することである。講義は DVD 映像や写真を活用して行うとともに、国際開発が大学研究においてどのように議論されているかについての全体像についても触れる。
授業に参加する学生のほとんどは開発途上国に行ったことがないので、授業ではビジュアル教材(DVD やドキュメンタリー映像、写真)を活用して、まずは途上国が抱える問題を目で見て知ることから始めます。また、学術研究や政策現場で集計されたデータを活用することによって、私たちの途上国に対するイメージについて再考することや、先進国と途上国の比較、また私たちの生活との比較を通して具体的に途上国がどのような状況にあるのかを知ることから始めます。その上で、映像や写真で見られる途上国の問題の背景には何があるのかを解説していきます。また、そうした問題の解決のためにどのような取り組みが行われているのか、そのために学術における研究はどのような貢献をしているのかといったことを徐々に説明していきます。このように、学生がより主体的に、途上国が抱える問題の本質について考えられるよう授業を構成しています。
講義の資料は、なるべく詳細に授業で取り上げる課題についてあらゆる側面から説明を加えています。後日、読み返して復習できるように、まとめや確認問題なども加えています。
「グローバル時代の国際社会」、「市場経済と社会」、「開発の光と影」
大坪滋・木村宏恒・伊藤早苗(編)(2009)『国際開発学入門—開発学の学際的構築』勁草書房
適宜、紹介する。
回 | 内容 |
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1 | 「カカオの真実」:途上国と開発 |
2 | 「開発」をめぐる様々な考え方 |
3 | 経済成長:農業・農村開発/工業と産業育成 |
4 | 経済成長:農業・農村開発/工業と産業育成 |
5 | 開発政治学とガバナンス論 |
6 | 開発政治学とガバナンス論 |
7 | 社会開発 |
8 | グローバル化時代の開発とその課題 |
9 | 地球規模の課題:ジェンダー・人口・平和 |
10 | 地球規模の課題:ジェンダー・人口・平和 |
11 | 開発協力のフレームワーク・民間資本と途上国 |
12 | 開発協力のフレームワーク・民間資本と途上国 |
13 | 開発倫理学 |
14 | 国際開発学の学際的構築 |
15 | 授業の統括 |
第 1 回
第 2 回
第 3 回
第 4 回
第 5—6 回
第 7 回
第 8 回
第 9—10 回
第 11—12 回
第 13 回
第 14 回
中間テスト・小テスト(40%、学期途中に行なう)と期末試験(60%)
March 11, 2020