渦運動と乱流 — やり残したこと

2022年度退職記念講義

講師木村芳文 教授
木村芳文 教授
開講部局多元数理科学研究科
日時2023/3/14 16:00-17:00
場所多元数理科学棟509号室(オンライン併用)
木村芳文 教授
講師木村芳文 教授
開講部局多元数理科学研究科
日時2023/3/14 16:00-17:00
場所多元数理科学棟509号室(オンライン併用)

渦運動と乱流 - やり残したこと

私の出身は物理学ですが、学位取得後にアメリカに渡って工学,応用数学の世界に接し、その後日本に戻って名古屋大学の数学教室でお世話になった訳です。かように異なる分野を渡り歩いて来ましたが、一貫して興味を持っていたのは流体力学における様々な渦運動とそれらに起因する乱流の性質についてでした。この最終講義ではこれまでに考えてきたいくつかの渦運動の問題において、解決に至らなかった点などを紹介したいと思います。

名古屋大学の数学教室は非常に懐の広いところで、このように居心地の良い環境でずっと好きな研究が続けてこられたのは大変幸運なことだと思っています。これを可能にして下さったのは先輩や同僚の研究者とスタッフの皆様の励ましのお陰だと感謝いたしております。本当にどうもありがとうございました。

講師紹介

木村 芳文(きむら・よしふみ) 多元数理科学研究科教授

経歴

学歴

  • 東京大学 理学系研究科 物理学専攻 1983年4月 - 1984年6月

  • 東京大学 理学系研究科 物理学専攻 1981年4月 - 1983年3月

  • 東京大学 理学部 物理学科 1976年4月 - 1981年3月

職歴

  • 日本学術振興会 学術システムセンター 専門委員 2018年4月 - 現在

  • 名古屋大学大学院多元数理科学研究科・教授 1995年4月

  • コロラド大学ボールダー校応用数学科(当時:応用数学プログラム)・講師 1993年8月 - 1995年3月

  • 米国立大気研究所・研究員 1991年7月 - 1993年6月

  • ロスアラモス国立研究所・研究員 1989年3月 - 1991年6月

  • カリフォルニア大学サンディエゴ校・客員研究員 1988年9月 - 1989年2月

  • 東京大学理学部助手 1984年7月 - 1991年8月

取得学位

  • 理学博士 ( 1988年7月 東京大学 )

研究キーワード

応用数学,流体力学

所属学協会

  • 日本数学会

  • 日本流体力学会

  • 日本物理学会

  • 米国物理学会(American Physical Society)

  • Society for Industrial and Applied Mathematics

講義資料

講義資料



クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。


投稿日

March 17, 2023