次世代の運動機能再建を目指した15年間を振り返って

次世代の運動機能再建を目指した15年間を振り返って

最終講義では私が教室員と開発に心血を注いだ次世代運動機能再建外科をテーマに取り上げた。ヒトを含む全ての脊椎動物では脳を頂点とする神経ネットワークにより心身が統括制御されている。近年の脳科学研究の進歩により脳が肉体の境界を超えて制御対象を拡張できる高い柔軟性を有することが明らかになってきた。我々は神経系幹細胞を末梢神経内に移植することにより脊髄様組織を中枢神経系外に構築する技術と、脳の制御化に新たな組織を組みこむ（身体化）神経可塑性誘導を支援する独自のAI技術を開発した。これらを組み合わせることにより所謂サイバネティクス技術が実現できる。講義では開発の経緯を振り返り、技術の概要を解説した。

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講師紹介

平田　仁（ひらた・ひとし）　医学系研究科教授

学歴

• 三重大学 医学部　1976年4月 - 1982年3月

職歴

• 名古屋大学大学院医学系研究科機能構築医学専攻運動・形態外科学講座手の外科学　教授　2005年10月
• 三重大学医学部整形外科　助教授　2003年6月 - 2005年9月
• 三重大学医学部附属病院 講師　1996年9月 - 2003年5月
• 三重大学医学部附属病院　助手　1989年4月 - 1996年8月
• 三重県草の実学園　医員　1988年4月 - 1989年3月
• 三重大学医学部附属病院　助手　1984年4月 - 1988年3月

取得学位

• 医学博士 （ 1995年7月 三重大学 ）

所属学協会

• 日本整形外科学会 代議員
• 日本手外科学会 代議員
• 日本マイクロサージャリー学会 理事
• 日本末梢神経学会 理事
• 中部日本整形外科災害外科学会 評議員
• 日本運動器疼痛学会 理事

講義資料

次世代の運動機能再建を目指した15年間を振り返って

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※講義動画および資料の一部に実際の手術画像が含まれます