| 講師 | 竹之内 隆志 教授 |
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| 開講部局 | 教養教育院 2026年度春学期 |
| 対象者 | 工学部1年生 |
健康の維持増進に必要な身体に関する科学的知識や,安全で効果的な運動の実践方法についての知識を習得し,自己管理能力を身につけることを目的とします.
本授業の第一の目標は,大学生活を心身ともに健康に過ごすための基礎的知識を修得することです.第二の目標は,スポーツで生じる問題や課題を心理学の立場から理解することです.具体的には,スポーツ技能の学習,メンタルトレーニング,そしてスポーツを通した心の発達についての知識を修得し,スポーツにおける心の問題や課題への対処方法について理解を深めます.
授業では,受講生の体験的な理解を促すことを重視しています.例えば,スポーツ技能の学習を取り上げる際には,まず受講生自身に的当て課題を2つの方法で練習してもらい,どちらの方法がより上達するかを実験します.そして,その結果を参照しながら,なぜ違いが生じるのか,また,どのような練習方法が効果的なのかを,理論も含めて説明するようにしています.このように体験を取り入れることで,授業内容への興味を高めるとともに,より深い理解につなげています.
また,授業では主にスポーツ場面の話をしますが,日常生活にも応用できる内容とすることも心がけています.例えば,メンタルトレーニングでは,スポーツの試合で緊張して実力が発揮できない場合の対処法を扱いますが,その方法はプレゼンテーションや試験時の緊張を和らげることにも応用できます.さらに,メンタルトレーニングでは,単に一般的な方法を紹介するだけでなく,受講生に自分の特性について考えてもらうことも重視しています.実力を十分に発揮するために留意すべきことは,人によって異なるためです.例えば,物事を楽観的に捉えやすい人と悲観的に捉えやすい人とでは,実力を発揮するために必要な工夫も異なります.そこで,自分に合ったメンタルトレーニングを考えるために,自分自身の特性を理解してもらうようにしています.
このように,単にスポーツの知識を習得するのではなく,授業内容を体験的に理解し,学んだことを日常生活に活かすとともに,自己理解にもつなげられる授業を目指しています.
1)ガイダンス:本授業の概要説明
2)健康に関する基礎的知識
大学生活を心身ともに健康に過ごすための基礎的知識を修得します.
・熱中症
・生活習慣病
・喫煙,飲酒
・感染症,薬物
・心肺蘇生法
3)スポーツ技能の学習
スポーツ技能の効果的な学習方法について考えます.
・運動学習理論
・運動学習実験(体育館に集まって実施します)
4)メンタルトレーニング
スポーツで実力を発揮するための心のトレーニング方法について理解し,日常生活にも応用できる心理技法を実習形式で学びます.
・自己分析,目標設定
・リラクセーション,イメージトレーニングなど
5)スポーツを通した心の発達
スポーツが心の発達に寄与する条件などを考えます.
上記の内容は,受講者数や受講生の理解度によって変更することがあります.
必要に応じて授業で示します.
・運動学習とパフォーマンス,リチャード・A・シュミット(著),ISBN:9784469262803
・スポーツメンタルトレーニング教本(三訂版),日本スポーツ心理学会(編),ISBN:9784469268065
・スポーツ心理学の世界,杉原・船越・工藤・中込(編著),ISBN:9784571250330
授業で得た知識を日常生活や実際のスポーツ場面で実践し,体験的に復習してください.

この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
October 06, 2026
