百尺竿頭に一歩を進む

アジアの保健向上をめざして

2012年に医学系研究科予防医学教授から同研究科の医療行政学教授に異動しました。この講座は、ヤングリーダーズプログラムという文部科学省の奨学制度でアジアの保健省に勤務する行政官に1年修士コースを担当する講座です。入学者選考のために15か国を訪問することができ、それぞれの国の医療状況に触れることができました。アジアにはマレーシアやタイなどの先進国とラオス、ミャンマーなどの途上国が混在し、医療のレベルは国の間で大きく異なります。途上国で劣悪な生活環境の中で十分な医療を受けることができず死んでいく人たちを見ることはつらいことです。このような現状に知ったのち定年を迎えることができたのは幸いでした。退職後はヤングリーダーズプログラムの卒業生を支援しながら、発展途上にある国の保健医療の向上に努力したく思います。

講師紹介

浜島　信之（はまじま・のぶゆき）医学系研究科教授

学歴

• 1980年3月 名古屋大学 医学部 卒業
• 1984年3月 名古屋大学大学院 医学研究科 予防医学 博士課程 修了
• 1986年12月 University of Washington School of Public Health and Community Health Epidemiology 修士課程 修了 アメリカ合衆国

職歴

• 名古屋大学大学院医学系研究科 医療行政学 2012年12月〜

取得学位

• 医学博士 名古屋大学 課程 1984年7月

研究分野

• 医療行政学、国際保健

講義資料

講義スライド