講師 | 柳瀬 明彦 教授 |
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開講部局 | 教養教育院 2022年度春学期 |
対象者 | 文系学部1年生 |
経済学を初めて学ぶ受講生を対象として,経済学の基礎を講義します。現実の経済活動は多種多様であり,経済の動きは複雑ですが,経済学はそれらを抽象化し理論化することで,さまざまな経済問題の根源を明らかにし,また経済の全体像を包括的に理解しようとしてきました。本講義は,経済理論,経済史,経済思想の立場から,経済学の基盤となる論理を受講生に理解させることを主たる目的とします。
本授業の目標は、経済学、特にミクロ経済学の諸概念および分析の方法を理解し、消費者や生産者の行動および市場の均衡について正しく解を導くことができるとともに、現実の様々な経済問題を理論的に解明できるようになることである。
経済学の理論分析では、数式や図を多用するため、文系科目でありながらも数学的思考が必要になります。しかし、数理モデルを用いることにより、複雑な経済問題を抽象化することにより、論理的に明快に分析することが可能になります。授業ではその点を強調しつつ、重要なのは「その式やグラフが何を意味するのか?」「なぜそのような計算や証明をするのか?」「得られた結果をどのように解釈するのか?」といった点であると常に説明するようにしています。受講にあたっては特に予備知識は必要としない一方、授業内容の確実な理解を得るため、復習に十分時間をかけるよう求めています。また、授業中に問題演習の時間を設けたり、復習のためのオンライン小テストの提供をしています。
特定の教科書は用いず、担当教員による講義資料を使用する。
01 ガイダンスとイントロダクション
02 需要曲線1
03 需要曲線2
04 供給曲線1
05 供給曲線2
06 完全競争市場の均衡
07 市場均衡分析の応用1
08 市場均衡分析の応用2
09 不完全競争市場
10 生産要素市場1
11 生産要素市場2
12 トレードオフと機会費用
13 分業・特化・交換
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October 23, 2023