講師 | ウォリス・サイモン 教授 |
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開講部局 | 理学部/理学研究科 2013年度 前期 |
対象者 | 理学部3年地球惑星化学科 (2単位・週1回全15回) |
野外・顕微鏡観察は岩石学・構造地質学・堆積学において重要な位置を占めている。本実験では、それぞれの分野を中心とした実習を行う。数回野外実習も行い、室内実験でデータの簡単な解析法を修得する。本授業では、学生が自分で野外と室内で測定したデータを解析することによって広い意味での岩石学実験法の基本を身につけ、この分野の理解を深めることが目標である。
講義で習った知識は実際にどのように応用し、地球の営みを明らかにできるかについて話を聞くだけでは掴みにくいです。そのために実験もありますが、必ずしも講義内容とリンクする訳ではありません。両授業形態の特徴を活かし、総合的な理解を深めるために、本授業では、一日の時間をとり、午前中は講義、午後はその内容と密接に関係した内容の実験を行うことにしました。
特になし
(可否)
可
(その他取扱)
定期試験を欠席した者は原則「欠席」とする。取り下げ届を提出していない学生についても、出席状況等を総合的に判断して「欠席」とする場合もある。
可
なし
講義の中で示す
野外実習のある日の授業時間は長くなるが、全体の時間数は他の実験と大きく異ならないように他の日の作業内容を調整する。
回 | 講義内容 |
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1 | ガイダンスと岩石の薄片作成 |
2 | 設楽地域の薄片観察 |
3 | 岩石の微細構造 1 (面構造の成因と偏光顕微鏡による岩石観察) |
4 | 岩石の微細構造 2 (岩石の変形メカニズムと偏光顕微鏡による岩石観察) |
5 | 岩石の微細構造 3 (斑状変晶と岩石変形・変成作用と偏光顕微鏡による岩石観察) |
6 | 岩石の微細構造 4 (岩石の構成鉱物の結晶選択配向とその解析法) |
7 | 岩石の微細構造 5 (岩石組織とSEM観察及び結晶方位測定) |
8 | 地殻内の温度構造と熱モデリングに関する演習 |
9 | 接触変成作用の野外観察 |
10 | 堆積構造 1 (矢作川地域における現在の堆積物構造観察) |
11 | 堆積構造 2 (定光寺地域における古流向観察と測定) |
12 | 堆積構造 3 (野外で測定したデータの解析法とステレオネットの基本操作) |
13 | 堆積岩の形成場 1 (重鉱物の同定と解釈) |
14 | 堆積岩の形成場 2 (砕屑物の同定と解釈) |
15 | 火成岩の薄片観察 |
実習への取り組み状況および演習問題の評価
November 17, 2015