講師 | 春名幹男 教授 |
---|---|
開講部局 | 研究協力部社会連携課 2009年度 公開講座 |
対象者 | 満18才以上の方 |
日常的に伝えられるメディア報道は、いちいち検証を必要とする時代になったようだ。昔から虚報、誤報のたぐいは多々あるが、近年は民主主義、あるいは安全保障上からみてもゆゆしき問題を引き起こすケースが目立っている。拉致問題、オウム真理教、北朝鮮のミサイル発射など豊富な事例を挙げて、問題点をえぐり出したいと思う。また、中川昭一財務相(当時)の「酔いどれ会見」問題などから、記者と取材源の間で過度の癒着も顕著になった。インターネットの時代こそ、従来のジャーナリズムが実力を発揮すべきだが、逆にジャーナリズムは質的に低下し、信頼を失った。その原因と問題点を探っていきたい。
March 13, 2020