講師 | 松下千雅子 教授 |
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開講部局 | 教養教育院 2018年度 後期 |
対象者 | 文学部/農学部 (2単位) |
この授業では英語劇を行います。シナリオ作りやセリフの暗唱などを通じて、能動的に英語を発信する技能を磨きます。英語を話すことに慣れ、豊かな表現能力を養うとともに、グループで協力してひとつの劇を作り上げることで協調性と創造力を伸ばすことが、この授業の目的です。
基本的には学生の自主性に任せています。各グループごとに、劇団名をつけてもらい、劇団として自主的に活動してもらうようにしています。団長を選んでもらい、ディスカッションなどの進行はすべて団長に任せます。その他にも、書記係や会計係などを決めて役割分担をしてもらっています。
劇団ごとの名簿を作り、授業以外でも劇団員同士が連絡がとれるようにしています。何度か続けて休んだ学生には、同じ劇団の学生がメールや電話で連絡し、来るように促します。多くの劇団は、本番が近づいてくると授業外でも積極的に集まって練習をしています。授業外でのスタジオ使用がスムーズにできるように、私ともメールで連絡ができるようにしています。
各劇団の活動がわかるように、劇団ごとにノートを一冊購入してもらい、書記係に授業での活動を記録してもらっています。ノートには他にも、出欠表や、コピー代・道具代などを記録するための出納表を作って出席やお金の管理をしてもらいます。授業後は提出させて私が目を通し、劇団の活動を把握します。出来る限りコメントしてクラス日誌みたいになるように配慮しています。
劇が単調にならないように、音響や照明などをできるだけ使うように促しています。教科書を使わないので、その分のお金を出し合って、大道具、小道具や衣装の購入してもらっています。金額は自由ですが、会計係を決めて、劇団ごとにお金の管理をしてもらっています。これらの要素は英語には直接関係はしないのですが、劇の完成度が高いほど、それに比例して学ぶ意欲や楽しさが増しているようですので、積極的に取り入れてもらっています。
劇団ゲシュタルト崩壊
劇団 KAIYAS
劇団 ff
「pathetic」
この授業では3つのグループに分かれて20分程度の英語劇を作り、上演してもらいます。授業は、英語による台本作成から始まり、台詞の暗記、舞台稽古を通じて英語運用能力を高めていきます。リハーサルでは、正確な英語発音はもちろんのこと、感情を込めた英語表現能力や演技力を磨いていきます。さらに、音響、証明、衣装、大道具、小道具を用意して、臨場感あふれる本格的な劇に仕上げていきます。最終週には、すべてのグループによる上演会を行います。最後に、投票で主演賞、助演賞、発音がきれいで賞、脚本賞、演出賞、最優秀作品賞を決め、表彰します。
プリントを配布します。
回 | 講義内容 (場所) |
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1 | グループ分け (教室) |
2 | 劇のテーマ (教室) |
3 | あらすじ (教室) |
4 | シーン作成 (教室) |
5 | 日本語版台本完成 (教室) |
6 | 英語版シナリオ作成 (教室) |
7 | セリフ合わせ (教室) <英語版シナリオ初回提出> |
8 | 照明 (スタジオ) |
9 | 舞台稽古 (スタジオ/教室) <英語版最終シナリオ提出> |
10 | 舞台稽古 (スタジオ/教室) |
11 | 舞台稽古 (スタジオ/教室) <チラシ25部、ノミネート表提出> |
12 | リハーサル (スタジオ/教室) |
13 | リハーサル (スタジオ/教室) |
14 | 本番 (スタジオ) |
15 | まとめ |
第 1 回
第 2 回
第 3 回
第 4 回
第 5 回
第 6 回
第 7 回
第 8 回
第 9 回
第 10 回
第 11 回
第 12 回
第 13 回
上演された劇による。原則として同じグループのメンバーに対して同じ評価をする。
April 25, 2020