実験でも授業でも1、2年生で受ける基礎教育というのは先が見えないというか、計算練習や基礎知識、例えるなら準備運動であるとか筋力トレーニングといったような先が見えないとちょっとやりにくいというものが多いと思うんですよね。 で、先生方はそういった点に関して色々と動機づけして下さると思うんですけれども、実験というのは比較的ものが見えて何をやるかがはっきりしています。
確かに、高校時代までに授業で習ってきたような内容というのが、実際に実験してみると教科書等に書いてある通りにはうまくできないということがあります。 そういうことをちょっと学んでもらって、現実と理論をつなげていく上で案外実際にやってみるというのは難しいということを一つ学んでいただきたいですね。 将来研究者、もしくはそれに近いことをやっていく場合、特に学部4年生や、大学院生になった時新しい実験、新しいことを見つけるための研究、基本的な、当たり前なことをずっとやっていくことになりますが、必ずしもそれはテキスト通りにやるだけではなく、新しい発見への準備だと思って実験をしていくと非常に有意義だと思います。 毎日のトレーニングといいますか、実験をきちっと行えることが将来の新しい研究や発見につながると思います。