実地研修に行って頂いた学生さんのなかには、農学部で学んだそれぞれの授業の中身と、自分の将来の進路のつながりが見えた人がいるんじゃないかなあ、っていうのが僕の感想です。 基礎の部分の研究、授業を一、二年生の頃にやって、三年生になってくるともうちょっと、少し専門的な授業も入ってくるんですね。 そのまま個々の授業を見ていると、視野がだんだんと狭くなっていく。
ええ、そうなってくると全体の授業の、カリキュラムの作られてる全体像がますます見えなくなっていって、あたかも自分の進路に関して、どんどん選択肢を狭めているような形で、ついつい勉強していきがちです。 そうした時に、農学部全体のカリキュラムが自分たちの将来にどう活かされるかっていうのを実地研修で実際に外へ行って見てきてもらえば、必ずしも何かひとつを極めたからその先が広がってるわけではなく、より幅広い視野を持って授業に取り組むことで、色んな科目がどういうふうに関わっていくのか見えてくる。 そのようなことが、授業をやる前と後で学生さんの意識として、変わっていればいいと思います。