NUOCW 農業

農学部といえば、農業
衣食住の「食」の始まりを担う第1次産業です。
そんな農学部ならではの貴重な自然の恵みに
直に触れられる実習があります。
農業生産の現場、農業生産を支える様々な活動の現場、
さらに農業に直結する応用研究の現場を実体験します!

授業の内容~国内実地研修(農学部資源生物科学科3年)~
愛知県内の以下の3機関の各部署と山間部の農村において希望制でインターンシップやファームステイの形で研修を行い、
実際の現場の研究や作業を体験します。研修後、各部署別に報告書を作成して報告会で発表します。
※以下の詳細事項は2022年度の一例です。
愛知県農業総合試験場(長久手)と県内(三河)3つの研究室
ここでは、愛知県産として全国で販売する花や野菜・果物・穀物などの農作物を開発しています。
9月の連続する3日間の9時から17時に行います。
農業総合試験場の各研究室に1~2名、合計18名で体験を行います。
JAあいち経済連
生産された農作物や食肉などの商品化、消費者への流通・販売の促進を行っています。
他にも、栽培の実証や、残留農薬診断、病原虫診断なども行っています。
9月の連続する5日間にわたって行われました。2023年度からは3日間になっています。
各部署に2名、合計6名までで体験を行います。
愛知県東栄町ファームステイ
インターンシップではなく、高齢化が進み農業の担い手が不足する山間部の農村で、
自給自足に近い生活を2泊3日で体験します。
9月の連続する3日間で行っています。
1つの家庭に2人、合計6名まで参加できます。
東海農政局(2022年度は新型コロナ流行のため実施なし)
東海農政局は農林水産省の地方支分部局の一つで、農業・食品産業・土木事業に関連する制作や、災害の対応に携わっています。
8月から9月のうち、1~2週間程度で行います。
合計4名まで参加可能です。
2022年度は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で実施されませんでした。
授業を通して学んでほしいことは?
「これまで座学で学んできたことが、実際の仕事の現場で生かせるのかどうか」ですね。
この研修を受ける3年生までに、専門分野を理解する基礎を固めてきています。
その上で実験実習・実地研修に参加することで、学んできたことが実際の仕事に「生かせる」「役に立つ」のか、
「生かせない」「役に立たない」のかを体感し、仕事の現場で必要なことや、自分の本当にやりたいことを見つめ直し人として成長できます。
具体的には、これまでの人類の知識を理解する力、結論の導き方の正誤を判断するカ、客観的知識を作るのに必要な知識と論理力、
実験技術や解析技術、忍耐力、コミュニケーション力、プレゼンテーションカといったものを学んでほしいです。
実習することの意義は?
資源生物科学科の3年生では専門性の高い講義を受け、4年生では研究室に配属されて多くの場合「基礎研究」を行います。
基礎研究では、直接的に人の役に立つという実感があまりないとも言えます。
そのため、3年生のうちに実習に参加し、
4年生になってからは自分の研究に向き合うスタンスを真剣に考え、社会的意義やニーズを意識して研究することが、
学術的な研究をしたり社会に出て仕事をしたりするための成長につながると感じます。
また、厳しく選考される通常のインターンシップとは異なり、名古屋大学のバックアップのもと一つの授業として開講することで、
名古屋大学の専門科の学生の特権として実習を受けられる点にも大きなメリットがあります。
専門知識は必要?
研修授業はその場で学んでいくことが多いため、研修についていくのに専門知識は必須ではありません。
しかし、専門的な基礎知識をもって取り組むことで、農業と農業関連産業についての理解をより深めることができると思います。
この実習を受ける醍醐味は?
各研修先の機関やファームステイ先でしか体験できない、食事などがこの実習を受ける醍醐味です。

農業試験場では、採れたての果物や野菜などを食べることができ、時にはお土産をいただけます。
さらに、品質を知る必要があり、研修として新しい農作物と触れる機会があるため、世の中に出回っていない新品種の農作物を生で見られます。
JAでは、流通や販売促進のためにはまず商品を知る必要があるため、三河牛や愛知県産米を実際に食べることができます。
東栄町ファームステイでは、自給自足の農作物やお肉を使ったバーベキューや郷土料理作りなどを体験でき、
小学校時代の「林間学校」を再体験できます。廃校舎などに宿泊して地域の人と交流することもできます。
「生物のしくみを知り、食の未来を切り拓く」を掲げる、農学部資源生物科学科のホームページはこちらです。
  農学部資源生物科学科のホームページ