タグ「学風」には 5 個の授業があります.

39年前に右も左も分からぬ名古屋に赴任して以来、名古屋大学にも29年在職させてもらいました。独文研究の日本的独りよがりを若気の至りで批判し、突っ張り者として類例のない研究を貫き通せたのは、名古屋大学の自由な学風のおかげと、心底感謝しています。ただ歩んだ道をふり返り、まわりを見回せば、国際的な行き来こそ容易になったものの、文学研究も大学や社会の行く末も、文字思考の限界から生まれた数値成果主義 ....

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私は、大学院で学位を取った後、旧科学技術庁・航空宇宙技術研究所 (NAL) に入所し、先進複合材料、特に炭素繊維強化プラスチック (CFRP) の研究に携わってきました。 NAL が宇宙航空研究開発機構 (JAXA) に統合され、その基礎研究・航空部門の管理者を務めた後、最後の3年間、再び研究開発及び教育に注力すべく、本学に着任いたしました。研究開発独立行政法人と大学には、やはり目的意識・研究 ....

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1973年の修士課程入学から職を求めて海外へさまよい出るまでの 7 年半、米国、フランス、仙台を巡った後1992年に教員として戻ってから24年、通算31年半を名古屋大学にお世話になりました。まことに感謝の一語に尽きます。 入学当時、若い大学の持つ「自由闊達で清新な学風」は、その後の研究の基本姿勢を作ってくれました。外国に渡ってから、結晶成長理論という物理学の中では少々変わった分野に足を踏み ....

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1968年に名古屋大学法学部に入学しました。大学紛争最盛期で、時代の雰囲気に影響され、思想への関心が急速に膨らみ、政治思想史のゼミナールに所属させていただきました。ついで、大学院経済学研究科に進学し、社会思想史を専攻しました。指導教官の水田洋先生は、日本を代表する思想史研究者であり、社会思想史学の確立のために尽力されていました。最先端の研究現場にいる喜びの中で、気づくと研究者の道を歩み始めてお ....

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