呼吸器外科学講座を創設していただいて
2004 年 5 月当時の胸部外科学講座に助教授としてお招きいただき、およそ 15 年間お世話になりました。卒後長らく一般病院に在籍し 50 歳にして初めて大学に戻りましたので、当初は診療以外の教育・研究に戸惑うことも多々ありましたが、多くの皆様のご協力を得て、曲がりなりにも務めを果たせたかなと思っております。2013 年 4 月には胸部外科学講座から分離独立させていただき、名古屋大学に初めて呼吸器外科学講座を開設することができました。このことは臓器別診療学科の設置を求めるわが国医学部の流れに歩調を合わせるとともに、診療・研究を充実させていく上で大きな進歩となりました。また、わが国呼吸器外科学の発展にも寄与していく基盤ができたと考えます。このような時期に名古屋大学に奉職できましたこと、改めて大学の関係者の皆様に感謝申し上げます。
メッセージ映像
講師紹介
横井香平 (よこい ・こうへい) 大学院医学系研究科 ・ 総合医学専攻病態外科学 教授
学歴・職歴
- 昭和 47 年 3 月 私立東海高等学校 卒業
- 昭和 47 年 4 月 名古屋大学医学部医学科 入学
- 昭和 53 年 3 月 名古屋大学医学部医学科 卒業
- 昭和 53 年 4 月 名古屋掖済会病院 研修医
- 昭和 54 年 4 月 名古屋掖済会病院 外科医員
- 昭和 57 年 6 月 国立がんセンター レジデント(呼吸器外科)
- 昭和 60 年 6 月 榊原記念病院 研修医
- 昭和 60 年 11 月 国立がんセンター非常勤医員(呼吸器内視鏡部)
- 昭和 61 年 2 月 栃木県立がんセンター 呼吸器外科医員
- 平成元年 4 月 栃木県立がんセンター 呼吸器外科医長
- 平成 13 年 4 月 栃木県立がんセンター 第 2 病棟部長
- 平成 16 年 5 月 名古屋大学大学院医学系研究科 胸部構築外科学(呼吸器外科学)助教授
- 平成 19 年 4 月 名古屋大学大学院医学系研究科 呼吸器外科学准教授
- 平成 25 年 4 月 名古屋大学大学院医学系研究科 呼吸器外科学教授
- 平成 31 年 4 月 中日新聞社健康保険組合 中日病院 院長
学位
- 平成 16 年 1 月 名古屋大学学位(論医博第 3096 号):医学博士
所属学会
- 日本外科学会(専門医、指導医):代議員
- 日本胸部外科学会(終身指導医):副理事長
- 日本呼吸器外科学会(専門医、終身指導医):理事
- 日本肺癌学会:特別会員
- 日本呼吸器内視鏡学会:評議員
- 先進医療会議構成員
- International Association for the Study of Lung Cancer (Active Member)
- The European Association for Cardio-Thoracic Surgery (Active Member)
講義資料
最終講義-横井先生
※講義動画および資料の一部に実際の解剖・手術画像が含まれます