地球科学実験

default_image
講師杉谷 健一郎 教授,永峰 康一郎 准教授(情報学部・農学部向け),林 誠司 講師,高橋 聡 准教授,束田 和弘 准教授,永峰 康一郎 准教授,阿部 理 助教,日高 洋 教授(理学部向け)
開講部局教養教育院 2023年度春学期(情報学部・農学部向け),2023年度秋学期(理学部向け)
対象者情報学部・農学部2年生,理学部1年生

授業の目的

地球科学の研究対象である,岩石圏,大気圏,水圏の構成物質に関する観察や実験を通して,地球科学の基本的な研究手法を習得します。それと並行して,期間中の休日に1回,野外見学に参加し,講義や実験で学ぶ事項が野外でどのような形で現れているのか実際に目で確かめることによって,より具体的に地球科学の基礎を体得できるようにします。

授業の工夫

地球科学は,地球上の構成物質の性質やそれらにかかわる諸現象を,様々な時間的・空間的スケールで解き明かしてゆく学問です。本授業で扱える範囲は限られますが,実際にサンプルを手にとってじっくり観察することや,フィールドワークによって,地球科学の魅力や楽しさを実感できる授業となるよう工夫をしています。

授業の達成目標

岩石や化石などの観察法,顕微鏡や各種測定用器具の操作法を習得するとともに,自ら考え,理解し,粘り強く課題に取り組む力を身につけることを達成目標とします。

授業の内容

(情報学部・農学部向け)

  1. 野外での地球科学的調査に必要な,地形・地質に関する基礎的実験
  2. 古生物に関する基礎的実験
  3. 偏光顕微鏡の観察法に関する基礎的実験
  4. 岩石と鉱物に関する基礎的実験
  5. 名大博物館見学
  6. 野外見学

(理学部向け)

  1. 岩石の肉眼鑑定
  2. 博物館を利用した地球科学実習
  3. 偏光顕微鏡の観察法に関する基礎的実験
  4. 自然放射能に関する基礎的実験
  5. 海洋炭酸系の計測と,人為起源二酸化炭素の収支計算
  6. 野外見学

履修要件

高校における地学,生物学の履修を前提とはしません。地球科学基礎 I, II を併せて受講することが望ましい。

成績評価

レポートの内容,態度や意欲から総合的に評価します。

教科書

『地球科学基礎(実験)指導書』を授業時貸与します。

参考書

必要に応じて授業で紹介します。

注意事項

野外見学とあわせ,名大キャンパス内での屋外活動も行われます。転倒などによるけがや交通事故に十分に注意してください。


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。


投稿日

September 21, 2023