講師 | 狐塚 貴博 准教授 |
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開講部局 | 教育学部/教育発達科学研究科 2022年度春学期 |
対象者 | 学部3・4年生 |
この授業では、人間の健康について、心理学的観点のみならず、医療や保健領域における身体との関連を踏まえて検討していく。心身の問題や疾患の予防、治療、健康の維持と増進について、さらにはライフイベントや災害時の心理社会的問題と支援といった環境要因との関連も含め、健康心理学の包括的な理解を試みる。 この授業を通して、人間と社会の諸問題への関心を高めることを目的とする。
講義は公認心理師の受験資格に関わる科目のため、学生がイメージしやすいよう、具体例を交えて説明するようにしている。
保健・医療領域でおこる問題を心理学的観点から見立て、支援の方針をたてることができる。さらに、健康の維持と増進に関連する心理学的要因を説明できることを到達目的とする。
授業で扱う主なトピックは以下を予定している。なお、主には教員による講義形式の授業となるが、受講者数によって小グループによるディスカッションを交えて進行することもある。
回 | 講義内容 |
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1 | ガイダンス(健康心理学では何を学ぶのか) |
2 | ストレスと心身の疾病との関連 |
3 | ストレスマネジメント |
4 | 健康を取り巻く諸要因 |
5 | 臨床的問題と障害のアウトライン |
6 | うつ、不安 |
7 | 心的外傷体験 |
8 | 精神疾患 |
9 | 依存と嗜癖 |
10 | 自殺予防 |
11 | 身体の不調に関連する問題 |
12 | 災害時の心理・社会的支援 |
13 | 災害時の問題と介入 |
14 | 臨床心理学的接近法 |
15 | 事例検討 |
この授業のテーマに関心を持ち、意欲的、主体的に取り組む意欲のある学生を希望する。自分自身について考えたり、表現したりすることに強い抵抗感がないこと。
保健・医療領域でおこる問題を心理学的観点から扱う授業への関与度を 40%、健康の維持と増進に関連する心理学的要因について問う最終レポートを 60%として総合的に評価する。総点 60 点以上を合格とする。授業を 3 分の 1 以上欠席した者は「欠席」とする。その他、授業時間外の研究参加などによって発行されるクレジットも加点対象とする。
特に指定しないが、毎回の授業でその回に扱うテーマの資料を配布する。
授業時間外に取り組む課題として、事業時に配布、紹介する資料や著書を読むこと。 準備学習として、事前に配布する授業内容に関する資料を読み、疑問点を明確にして授業に参加すること。
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
November 04, 2022