日本近現代文学史概説

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講師飯田 祐子 教授
開講部局文学部/人文学研究科 2021年度後期(水曜2限)
対象者文学部2年生以上、他学部3年生以上可

授業の目的

この授業では、文学史について理解を深めつつ、文学作品を、それが書かれた時代をふまえ細かく読み込む方法を学びます。講義に演習形式を組み込み、文学テクストの読解を目的とした発表の方法を学びます。

授業の工夫

日本の近代文学史について講義を行う形式の授業ですが、毎回、一方的に講義を聴くだけにならず、主体的に自主学習をするために、各授業のテーマに関連する事柄について事前に自分の関心に基づいて調べ、それを小レポートとして作成し、提出してもらっています。授業時には、それぞれのレポートをもとにして、小グループで意見や情報を交換する時間を設けています。学生にとっては、授業では扱われなかった関連事項を広く知る機会になるとともに、同じ項目でもそれぞれの関心によって切り取り方に差異があることを理解する機会となっています。授業の最後では、それらのグループでの議論を総括する形で、まとめを行っています。

教科書

  • 安藤宏『日本近代小説史』中央公論新社、2015年

スケジュール

第1回:ガイダンス
第2回:文明開花と「文学」の変容
第3回:明治中期の小説文体
第4回:自然主義文学と漱石・鴎外
第5回:明治の女性文学
第6回:大正文壇の成立
第7回:大正の女性文学
第8回:マルキシズムとモダニズム
第9回:昭和の女性文学
第10回:第二次世界大戦と文学
第11回:戦時と女性文学
第12回:戦後文学の展開
第13回:高度経済成長期とポスト・モダン
第14回:戦後と女性文学
第15回:まとめ

成績評価

授業参加度20%、小レポート20%、期末レポート60%の総合評価で60%以上を合格とします。

講義資料

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

第13回

第14回

第15回


投稿日

November 08, 2021