統計解析特論-2016

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講師金森敬文 教授
開講部局情報科学研究科 2016年度 前期
対象者計算機数理科学専攻 (2単位週1回全15回)

授業の工夫

学生が円滑に学習できるように,講義で配布する資料などは,すべてウェブページ上に公開している.また自主学習を促すために, 出題したレポート課題を一週間程度で採点し,返却している.講義内容に関しては,特に数理的な側面に重点を置いている. 従来の理学的なパラダイムとは異なる,情報科学特有の思考法を明確に示すことを目標としている.

授業内容

  1. 確率論の復習:確率,条件付き確率,期待値,分散など基礎事項
  2. 線形回帰:最小2乗法,正則化,交差検証法
  3. カーネル法:カーネル回帰分析,再生核ヒルベルト空間
  4. 判別分析:ベイズ規則,バイアスと分散のトレードオフ
  5. サポートベクトルマシン:アルゴリズム,カーネル SVM,多値判別

教科書

教科書は指定しない.適宜プリントを配布する.

参考文献

Mohri, et al., Foundations of Machine Learning, The MIT Press, 2012.

金森敬文 「統計的学習理論」講談社,2015

課題

試験予想問題

試験予想問題

スケジュール

回[Session] 講義内容[Contents]
1 ガイダンス,確率・統計の復習
2 線形回帰:最小2乗法
3 最小2乗法の性質,交差検証法
4 高次元モデルと正則化
5 カーネル回帰分析
6 正定値カーネル
7 再生核ヒルベルト空間
8 判別分析
9 ベイズ規則
10 予測誤差の評価・バイアスと分散のトレードオフ
11 代替損失
12 サポートベクトルマシン(SVM):アルゴリズム
13 サポートベクトルマシン(SVM):統計的性質
14 カーネルSVM,多値SVM
15 ECOCによる多値判別

講義ノート

講義資料 1

    1. ガイダンス,確率・統計の復習

講義資料 2

    1. 線形回帰:最小2乗法
    1. 最小2乗法の性質,交差検証法
    1. 高次元モデルと正則化

講義資料 3

    1. カーネル回帰分析
    1. 正定値カーネル
    1. 再生核ヒルベルト空間

講義資料 4

    1. 判別分析
    1. ベイズ規則
    1. 予測誤差の評価・バイアスと分散のトレードオフ
    1. 代替損失

講義資料 5

    1. サポートベクトルマシン(SVM):アルゴリズム
    1. サポートベクトルマシン(SVM):統計的性質
    1. カーネル SVM,多値 SVM
    1. ECOC による多値判別

成績評価

期末試験とレポートにより総合的に評価する。


投稿日

May 23, 2018