環境と法-2015

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講師増沢陽子 准教授
開講部局環境学研究科 2015年度 前期
対象者環境学研究科 博士前期課程1年、2年 (2単位週1回全15回)

授業の内容

  1. イントロダクション
  2. 自然保護
    1. 自然保護
    2. 水環境保全
    3. 種の保存
  3. 廃棄物・リサイクル
    1. 国内の廃棄物問題
    2. 廃棄物の国際的管理と国内法
  4. 大気
    1. 大気汚染
    2. 気候変動
  5. 原子力
    1. 原子力安全規制
    2. 原子力損害賠償
  6. 環境法の基本原則
    1. 予防原則
    2. 環境権
    3. 環境影響評価
  7. 環境保全の手法
    1. 経済的手法その他ソフトな手法

授業の工夫

法学を専門としていない学生に「環境法」について具体的なイメージを持ってもらいたいと考え、今期は、教科書に加えてほぼ毎回副教材として環境法の論文や特定の法律等を指定し、受講者に報告してもらうようにしました。各回の授業では、この報告のほか、担当教員による説明・補足、質疑応答・議論を行い、できるだけ双方向の学習が可能となるように努めました。

目的・ねらい

この授業は、受講者が、環境問題の解決や未然防止に法がどのように関わっているか、関わりうるかを理解し、具体的な環境事象に対処する際その法的側面についても考慮を及ぼすことができるようになることを目的とする。このため、授業では、具体的な事例や論点の検討を通じて環境保全における法の機能とその特色を鮮明にすることに重点を置く。

教科書、授業の準備

教科書として、交告尚史・臼杵知史・前田陽一・黒川哲志『環境法入門〔第 3 版〕』 (有斐閣、2015)

  • 参加者 (全員) は、事前に教科書の指定部分を予習しておく。報告担当者は、指定された文献等について、報告を準備する。
  • 報告担当者以外の参加者は、指定された文献等を読んで討論に備える。

講義資料

第 1 回

成績評価方法・基準

  • 担当部分の報告と討論への貢献 (50%)
  • 最終レポート (50%)

投稿日

April 29, 2020