計量経済II-2012

course
講師紙屋英彦 教授
開講部局経済学部/経済学研究科 2012年度 前期
対象者経済学部2年生 (2単位週1回全15回)

授業の内容

計量経済学ではデータに基づいて経済を分析するための統計的方法を学ぶ。本講義では、「計量経済 I」で習った単回帰モデル、重回帰モデルの基礎的知識をもつ者を対象に、その先の話題を解説する。具体的には、やや統計理論的な観点からの説明(ガウス・マルコフの定理など)、標準的な仮定が成り立たない場合の回帰分析(不均一分散、系列相関)、 回帰モデル以外のモデル(同時方程式モデル、時系列モデル)などを扱う。それにより、データを用いた経済の基礎的分析力を養う。

授業の工夫

講義では理論的な解説が中心となる。それを自宅学習で補完するために、毎回、その講義で扱った推定量や検定統計量などを、実データを用いて実際にパソコンで計算させる練習問題を準備した。そして次回の講義の最初にその解説を簡単に行い、解答を配付するようにした。

授業の目標

計量経済学ではデータに基づいて経済を分析するための統計的方法を学ぶ。本講義では、「計量経済 I」で習った単回帰モデル、重回帰モデルの基礎的知識をもつ者を対象に、その先の話題を解説する。具体的には、やや統計理論的な観点からの説明(ガウス・マルコフの定理など)、標準的な仮定が成り立たない場合の回帰分析(不均一分散,系列相関)、回帰モデル以外のモデル(同時方程式モデル、時系列モデル)などを扱う。それにより、データを用いた経済の基礎的分析力を養う。

教科書

「初歩からの計量経済学(第2版)」白砂堤津耶(日本評論社)

参考書

「計量経済学」山本拓(新世社)、「計量経済学(第2版)」浅野皙・中村二朗(有斐閣)

その他

上記の教科書は実データを用いた問題演習のために用いる。理論的な内容については、講義でカバーする。

予備学習の指示

「統計解析」、「計量経済 I」で習った統計学と計量経済学(回帰モデルの基礎)を復習しておくこと。

スケジュール

講義内容
1 ガイダンス
2 「計量経済I」の復習
3 ダミー変数(1)
4 ダミー変数(2)
5 ガウス・マルコフの定理
6 補論(定数項がない場合の回帰モデルなど)
7 不均一分散(1)
8 不均一分散(2)
9 系列相関(1)
10 系列相関(2)
11 系列相関(3)
12 同時方程式モデル
13 その他の話題(1)
14 その他の話題(2)
15 まとめ・期末試験

講義ノート

第3回

成績評価方法

レポートと期末試験により評価する。


投稿日

January 14, 2020