反応プロセス工学特論-2011

講師田川智彦 教授
開講部局工学部/工学研究科 2011年度 前期
対象者工学研究科 化学・生物工学専攻前期課程1、2年、反応工学の基礎知識があれば生物工学専攻以外でも受講可能 (1単位週1回全7回)

講義の概要

本講義は化学工学の柱のひとつのである反応工学について、その新しい体系化の試みと最近の動向をまとめたものでる。従来(学部教育の水準)の反応工学の基礎知識をもとに、これが最前線でどのように活かされ新しい体系として再構築されているかを、「触媒工学」、「反応分離工学」、「反応装置工学」「反応場の工学」という 4 つの主要ジャンルについて「サステナビリティー」をキーワードに講述する。

講義の工夫

本講義は化学工学会東海支部と化学工学会反応工学部会が協力して編纂した独自の教科書を使用する。講義の第1回目に本講義の目的を含めてその概要を示し、第 2 回目は、反応工学とプロセス開発の関係について述べている。以降は、上記各ジャンルを一回で完結させる形式とし、各回ごとにそのジャンルの新しい体系化の試みとサステナブル社会構築とのかかわりについて述べたうえで具体的な展開例を紹介している。

授業の目的とねらい

具体的な化学反応プロセスについて、これを支援する反応工学の新展開について講述し、反応工学の将来的な展開や可能性についての理解を深める。

達成目標

反応工学の体系を理解し応用できる。

バックグラウンドとなる科目

化学反応、反応操作(学部レベルでの、反応速度論基礎および反応工学基礎)

教科書

化学工学の進歩 40「進化する反応工学」槇書店

参考書

化学工学の進歩 29「触媒工学」槇書店

履修条件・注意事項等

特になし

スケジュール

講義内容
1 講義前半概要の説明
2 プロセス開発と反応工学
3 触媒分子反応工学と触媒工学の体系
4 反応分離工学の体系
5 反応装置工学の体系
6 反応場の工学とその体系
7 中間試験

注)本講義は小林准教授と分担して隔年に開講されている大学院特論(1回90分の講義科目)の前半(1単位相当)に相当します。

講義ノート

第 1 回

第 2 回

第 3 回

第 4 回

第 5 回

第 6 回

評価方法と基準

各目標の重みは等価。レポートと期末(中間)試験を総合的に評価し、100 点満点で 60 点以上を合格とする。


投稿日

March 17, 2020