光・放射線化学-2011

講師関隆広 教授
開講部局工学部/工学研究科 2011年度 後期
対象者工学部 化学生物工学科応用化学コース3年生・物理工学科量子エネルギーコース4年生 (2単位週1回全15回)

授業の内容

化学や材料の分野においても光や放射線を使った技術は今後ますます重要となっていきます。その応用は感光性樹脂や接着剤、環境化学、生化学、医学、塗料など多岐に渡ります。本講義は、光化学と放射線化学の基本的考えを理論と物理化学的な側面から捉えることを目的としています。

授業の工夫

講義においては、独自に作成したプリント(テキスト等と用いるパワーポイント図)を配布して効率よく履修できるようにしています。幸い使用している講義室は板書書きとプロジェクタースクリーンの両者を同時に用いることができますので、スクリーンに視覚的に理解しやすい図を映しながら、内容の詳細を板書しながら説明しています。授業で扱う基本的な内容と、実際の身の回りの現象や製品、産業・医療上の応用とどう関係しているのかを時折説明して、光・放射線化学を学ぶ必要性を意識してもらうようにしています。

授業内容

  1. 分子系の振動・回転スペクトルの基礎
  2. 光と物質との相互作用
  3. 有機分子による光の吸収と発光
  4. 光化学反応の特徴と機構
  5. 光化学反応と材料科学
  6. 放射線と物質との相互作用
  7. 放射線化学反応機構

教科書

特に無し。随時プリント等を配っています。

参考書

  • 新しい量子化学(上、下)(ザボ、オストランド)東京大学出版会 1987
  • 化学新シリーズ--光化学(杉森彰著)裳華房 1998
  • 放射線化学のすすめ(日本放射線化学会編)学会出版センター 2006
  • アトキンス物理化学(下)第8版、東京化学同人

講義ノート

講義資料抜粋

成績評価

試験および授業の出席状況やクイズ等により評価しています。


投稿日

March 17, 2020