計量経済-I-2010

course
講師園田正 教授
開講部局経済学部/経済学研究科 2010年度 後期
対象者経済学部1年生 (2単位週1回全15回)

講義の目的

本講義では、興味のある変数(例えば労働者の時給)を他の変数(例えば教育を受けた年数,仕事の経験,年齢,性別)で説明する「回帰モデル」に焦点をあて、その最も基本的な推定法である「最小二乗法」について学ぶ。また,この方法にもとづく統計的推測(例えば教育を長く受けるほど労働者の時給は上がるのか,男女間で労働者の時給に差はあるのか)の方法についても学ぶ。

授業の工夫

計量経済学の講義では,統計学の道具を利用した計算が多くなりがちですが,具体例,言葉やグラフによる説明をできるだけ利用して,受講者の理解を増すように心がけています。また,日本語で書かれた入門計量経済学の教科書については,具体例と計算量に関してバランスのよいものが見つからないため,海外の入門者用テキストを参考にして講義資料を作っています。さらに,毎回配布する講義資料は,ご覧いただければわかりますように,グラフ,計算,証明の部分を空欄にしており,受講者が自ら書き込み,理解を深めるようにしています。

教科書・参考書

特になし。

履修条件・注意事項

統計解析の内容を理解していることが望ましい。

スケジュール

講義内容
1 計量経済学と経済データの性質
2 統計学の復習(1)
3 単回帰モデル(1)
4 単回帰モデル(2)
5 単回帰モデル(3)
6 重回帰モデル:推定(1)
7 重回帰モデル:推定(2)
8 統計学の復習(2)
9 重回帰モデル:統計的推測(1)
10 重回帰モデル:統計的推測(2)
11 その他の基本的な事項(1)
12 ダミー変数
13 これまでの復習(1)
14 これまでの復習(2)
15 まとめ・期末試験

講義ノート

第 1 回

第 2 回

第 3 回

第 4 回

第 5 回

第 6 回

第 7 回

第 8 回

第 9 回

第 10 回

第 11 回

第 12 回

第 13 回

成績評価

期末試験による。


投稿日

April 14, 2020