中級中国語2-2015

講師杉村泰 教授
開講部局教養教育院 2015年度 前期
対象者学部2年生 (2単位週1回全15回)

授業の工夫

自主性の尊重

本授業の目標は 1 年次に習得した中国語能力をさらに伸ばし、「読む」「書く」「話す」「聞く」の 4 技能の向上を図ることにある。ただし、学習者それぞれのニーズは自ずと異なることから、授業では最低限度必要な知識を教え、今後学生が自分で目標を立てて中国語能力を高めていけるための基礎訓練に力を入れている。授業の目標も「参考例」として提示してあるが、学生個々のニーズによって自主的に学習目標を立ててくれることを期待している。

シラバスに捉われない授業

シラバスはおよその目安であり、学生のニーズや特徴によって臨機応変に変えていくことが教育上好ましい。したがって、シラバスはシラバスとして立てておくが、その時々の状況によって進度を調整する工夫をしている。

予習、課題

本クラスの学生はこちらから要求しなくても自主的に予習をしてくるし、臨時に配布するプリントもきちんとやってくる。理想的な授業が成立していると言えよう。授業外の課題については、学生の自主的な勉強を妨げないよう、必要最小限の課題を与えるよう工夫している。(1 年生の授業ではなるべく授業中に覚えさせるように指導しており、極力不必要な課題は出さず、授業中に集中させるよう工夫している。)

外国語学習の楽しさ

本クラスの学生はすでに外国語を勉強をするための素養ができているため、取り立てて授業で絞る必要はない。本授業では英語とは違うシステムで運用される外国語があることを知り、それを身につけ、活用する楽しさを味わってもらうことに重点を置いている。また中国人留学生をゲストに招き、生の中国語で交流してもらうことにより、学習者の学習意欲の向上を促している。

学習成果

中国語で書かれた新聞や専門書が辞書を引いて読めるようにする。

中級中国語 2 の授業風景

中級中国語 2 の授業風景(動画が別ウィンドウで開きます)(7:00)

授業の目的

学部 3 年次以降に中国語で書かれた新聞や専門書が読めるようにするための基礎的な読解力をつけさせる。また、日常会話で使われる基本的な表現を身につけさせることを目的とする。

教科書

「中国語読解のコツ」本間史・張明傑著 (金星堂)

課題

毎回、教科書の「聴力練習」と「会話練習」をやってくる。

スケジュール

教科書の順に沿っておよそ2〜3回に1課のペースで授業を進める。
講義内容
1 日本動漫在中国
2 中国的大学生
3 網上購物
4 上下班高峰
5 就業
6 結婚

成績評価

原則として学期末試験 (70%) 及び平常点 (30%) による。


投稿日

May 08, 2020