英語とは異なり、スペイン語は全ての名詞に男性・女性の区別があります。こういった今まで学んできたものとは異なる特徴を持つ言語に触れることで、これまでとは全く違う、新しい 世界の見方を学ぶことができます。スペイン語の学習を通して皆さんにも新しい世界に触れてもらい、その体験が何か皆さんの心に残るようなものであればなと思います。
かつてのスペイン語教育では文法が中心でしたが、生徒の皆さんに言語を使える楽しさを知ってもらうために、会話を中心とした方法で授業をしています。例えば、授業中に生徒同士で会話する機会を多く設けたり、会話で動詞をうまく使えるようにするために動詞の絵カードを使ったりしています。また授業中に行う指示は基本的にスペイン語で行い、なるべく多くスペイン語を聞く機会を作っています。

スペイン語は中南米のほとんどで話されており、その人口は5億人を超え、世界5位になるほどです。話されている地域が広いということは、そこにある多様な生活習慣・価値観・文化をもった人々に触れられるということです。これが最大の魅力だと思います。

高校3年生のとき、学校の企画で海外留学に行く機会がありました。私は初め英語圏にいきたかったのですが、抽選に外れてしまい、三番目に候補として挙げたメキシコにいくことになりました。そして実際にメキシコに行き、そこで初めてスペイン語に出会いました。当時はこの出会いが将来の自分の仕事に関係してくるとは思っていませんでした。またメキシコでは歴史や文化が入り混じっており、先進国にいくのとは全く違う体験ができました。こういったことも授業を通して生徒に伝えていきたいと考えています。
学生へのインタビュー
Aさん:スペイン語を学習する前に、発音は日本語に似ていると聞いていたので安心していましたが、文法は難しそうだなと思っていました。
Bさん:スペイン語を話せる人を見てかっこいいなと思っていました。
Aさん:やっぱり文法が難しく、苦戦しています。
Bさん:名詞は割と簡単に覚えられるのであまり苦労はしていませんが、動詞の活用が難しいなと感じました。