でも、私たちの班は、あくまで動物園は倫理的に許されるという方向で発表を進めています。 動物の権利とか言い出したら、私たちは牛や魚を食べられなくなるし、そもそも『動物の権利』という概念自体とても曖昧だと思っています。 例えば、どのような生き物に権利を認めて、どのような生き物には認めないのかが曖昧です。動物に権利が認められるなら、植物にも権利を認めるべきなのではないか、その線引きはどこですべきなのか、ということが問題となります。

あわせて、動物園はそもそも動物たちのためにもなっているのだと主張できます。 動物園は動物にとって安全な環境ですし、多少のストレスはあるにしても、生存が脅かされることはありません。生殖も安全に出来ます。 『動物というのは、本来野生で生きるべきなのだ』というのは一つの考えの押しつけにすぎません。 また、動物園の仕組み自体、合理的な設計になっていると考えます。 動物を安全な環境に置き、かつそれを見物させることで動物たちの管理費を得るという仕組みは、人間にとっても動物にとってもwin-winです。 それゆえに私たちは動物園というものに賛成しようと思っています。

ここは20時までやっているし、広くてホワイトボードもあってみんなで議論するにはもってこいなんですよ。