結局何が分かったのか？

講師紹介

野尻　伸一（のじり・ しんいち）　理学研究科／素粒子宇宙起源研究所　教授

大学院へ進む君に

学生の皆様の中には大学院に進み研究者を目指す方も多いと思います。私が学位を取った頃と今はかなり状況が変わっていますが、厳しいのは同じかと思います。それでも、研究に興味があれば、大学院に進むことを考えてもいいでしょう。
最近は博士取得後に企業に入る学生も増えましたし、研究員を何回かした後に企業に就職する方もいます。大学院に進んだ後に、自分が研究を続けられると思えば続け、他のことが向いていると考えるようになれば、企業に行くことも選択肢の一つとして考えることができます。大学院で、研究の企画、計画、実行を自ら行うことを経験すれば、それは研究以外でも大きな力となります。
任期のない研究職を巡る状況は年々悪くなっていますが、研究に興味があれば、以上のことも意識し、大学院に進むことを考えてください。

メッセージビデオ

学歴

• 京都大学　理学研究科 物理学第二専攻　1983年4月 - 1986年3月
• 京都大学 理学研究科 物理学第二専攻　1981年4月 - 1983年3月
• 京都大学 理学部　1977年4月 - 1981年3月

職歴

• 名古屋大学　大学院理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻 物理学基礎論　教授　2006年4月 - 2024年3月
• 防衛省　防衛大学校 助教　1997年4月 - 2006年3月
• 防衛省　防衛大学校 講師　1995年4月 - 1997年3月
• 防衛省　防衛大学校 助手　1992年4月 - 1995年3月
• 東京大学 原子核研究所 教務補佐員（核研研究員）　1991年11月 - 1992年3月
• お茶の水女子大学　非常勤講師　1991年4月 - 1995年3月
• 高エネルギー物理学研究所 非常勤講師（客員研究員）　1989年4月 - 1991年3月
• 京都大学 物理学第二教室 研究員　1987年4月 - 1989年3月
• 京都大学 基礎物理学研究所 非常勤講師（素粒子奨学会奨学生）　1986年4月 - 1987年3月

学位

京都大学理学博士 （ 1986年3月 京都大学 ）

研究キーワード

重力、場の量子論

所属学協会

日本物理学会

講義資料

結局何が分かったのか？

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