自分を信じて研究そして人生を楽しもう
振り返れば、(故)松村文夫先生の言葉、「知識にとらわれず自由な発想でアイデアを考えること、アイデアを実現・実証する方法を知識経験に基づき組立て実施すること、得られた成果を広い知識に基づいて批判すること、この三つを休まず続けること」を思い出します。2番目と3番目は広く知識を習得し経験を積めば可能になりますが、「新しいアイデアを考える」のは容易ではありません。教えてもらうことはできませんし、学んだ知識とは必ずしも一致しないからです。相談しても、まあダメじゃない?と言われるでしょう。つまり、「新しいアイデアを考える」とは、「自分を信じて自分の正しさを証明する」ことに挑むことであり、とても勇気がいることなのです。結果が予想できないという意味では人生も同じです。是非、自分を信じ、研究そして人生に挑み、その瞬間を楽しんでください。
講師紹介
片山 新太(かたやま・あらた) 未来材料・システム研究所教授
経歴
学歴
- 東京工業大学 大学院総合理工学研究科 化学環境工学専攻 1981年4月 - 1986年3月
- 東京工業大学 資源化学研究所 資源循環研究施設 1980年11月 - 1981年3月
- 広島大学 工学部 1980年4月 - 1980年9月
- 広島大学 理学部 化学科 1976年4月 - 1980年3月
職歴
- 名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授 2023年4月 - 現在
- 名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 2015年10月 - 2023年3月
- 名古屋大学エコトピア科学研究所副所長 2007年4月 - 2010年3月
- 名古屋大学エコトピア科学研究所教授 教授 2005年4月 - 2015年9月
- 名古屋大学エコトピア科学研究機構教授 教授 2004年4月 - 2005年3月
- 名古屋大学難処理人工物研究センター教授 教授 2000年7月 - 2004年3月
- 名古屋大学大学院生命農学研究科助教授 准教授 1999年4月 - 2000年6月
- 名古屋大学農学部助教授 准教授 1993年2月 - 1999年3月
- カリフォルニア大学デービス校環境毒物学科博士研究員 助手 1988年7月 - 1990年6月
- 名古屋大学農学部助手 助手 1986年4月 - 1993年1月
取得学位
- 工学博士 ( 1986年3月 東京工業大学 )
- 工学修士 ( 1983年3月 東京工業大学 )
- 理学士 ( 1980年3月 広島大学 )
研究キーワード
環境負荷低減技術, 環境生物工学, バイオレメディエーション, 嫌気性微生物学, 細胞外電子伝達, 腐植物質
所属学協会
- 環境科学会 環境科学会 評議員, 理事 2003-2006, 2007-2010, 2013-2019, 監事2020- 2021年3月 - 2023年3月
- 日本農薬学会 評議員1999-現在, 日本農薬学会誌編集委員長 2009-2010, 編集委員1993-2005, 2007-2017 他
- 日本微生物生態学会 編集委員幹事, 評議員 1995-1996, 2007-2008
- 日本水環境学会 年会シンポジウム等検討委員会委員2006-2008
- 地盤工学会 ISO TC190 日本委員 2000年4月 - 現在
- 資源循環廃棄物学会 東海北陸支部常議員 2003年4月 - 現在
- 日本土木学会
- 日本農芸化学会 中部支部評議員、参与 2009年4月 - 現在
- 日本土壌微生物学会 評議員2007-2009
- 日本生物工学会
- 国際微生物生態学会
- 日本土壌肥料学会 欧文誌編集委員 1989-1991,1999-2000
- アメリカ化学会
- International Water Association
- International Society for Microbial Electrochemistry and Technology
講義資料
講義スライド

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