保体センターでの教育・研究　ーフィールドでの運動学習ー

フィールドでの運動学習

1987 年に総合保健体育科学センターに着任し，以来，土曜閉庁や教養部の廃止，全学教育，法人化，機構へと，さまざまな変化を見させてもらいました．そうした中，毎年入学してくるフレッシュな学生たちに元気をもらいながら，授業を行うとともに，できるだけ楽しくスポーツをしてもらえるように工夫をしてきました．そのために，私はどうすれば運動が上手くなるのかを知りたくて，実際のフィールドでの動きを観察し，その秘訣を探ってきました．自分の身体という重さのある物体を，自分の頭や心で自由に操ることの難しさ，しかし，その背後には規則性があることがわかってきました．その規則性は，自然現象などにも見られる自己組織現象と考えられます．したがって，練習環境などをうまくデザインすれば，だれもがより簡単にうまくなれる可能性があります．

メッセージビデオ

講師紹介

山本　裕二（やまもと・ゆうじ） 総合保健体育科学センター教授

学歴

• 筑波大学 体育研究科 コーチ学　- 1982 年

• 広島大学 教育学部 高等学校教員養成課程・体育科専攻　- 1980 年

職歴

• 名古屋大学 教育発達科学研究科協力講座教授　 2004 年 4 月

取得学位

• 博士（体育科学） （ 筑波大学 ）

• 体育学修士

研究キーワード

ダイナミカルシステムアプローチ，複雑系，運動学習

所属学協会

• 日本スポーツ心理学会 会長　 2019 年 11 月 - 現在

• 日本体育学会 理事　 2021 年 4 月 - 現在

• 日本心理学会

• 日本認知科学会

• International Society of Sport Psychology

講義資料

保体センターでの教育・研究　ーフィールドでの運動学習ー

この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

---