2012年度 退職記念講義
講師 | 石浦正寛 教授 | |
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開講部局 | 遺伝子実験施設 | |
日時 | 2013/3/19 14:10-15:10 | |
場所 | 理学南館大講堂(坂田・平田ホール) |
講師 | 石浦正寛 教授 |
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開講部局 | 遺伝子実験施設 |
日時 | 2013/3/19 14:10-15:10 |
場所 | 理学南館大講堂(坂田・平田ホール) |
大阪大学、基礎生物学研究所を経て、名古屋大学では理学部生物学科と遺伝子実験施設でそれぞれ助教授、教授として合わせて 18 年間お世話になりました。若き日に生物化学者にあこがれて大学の理学部に進み、大学院生として主に研究所で育ち、研究者として研究所で研究に専念し、名大にお世話になってからも 4 年間の学部教員の後に、遺伝子実験施設で博士研究員中心の研究室を持ち、研究専念の幸せな研究者人生を送ることができました。
名大ではライフワークとなった植物細胞の生物時計分子装置の研究を思う存分に進めることができました。当然のことながら、未だ研究のストーリーは完結せず、研究の進展、深化により、遣るべきこと遣れることは益々増える一方です。 しかし、存分に働いてきたので思い残すことはありません。きっと後進の仲間が研究をさらに発展させてくれることでしょう。自由で寛大な研究の場を与え、支えて頂いた名大の皆様に心から感謝致します。自由闊達な進取の精神、おおらかな精神が研究大学としての名大をさらに発展させて行くことでしょう。
定年を前にして、教育は何よりもおおらかに人を信じることだと思うようになりました。教育者としての自覚の乏しい私と付き合ってくれて、私に得がたい経験をさせてくれた、そして私を育ててくれた学部生や卒業研究生、大学院生、博士研究員の皆さんに心より感謝し、前途有為の皆さんの人生の稔りと多幸を祈ります。有難うございました。
石浦 正寛(いしうら・まさひろ) 遺伝子実験施設教授
生物時計に魅せられて (PDF 文書, 20185KB)
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May 12, 2020