考古学講義I

講師中川 朋美 准教授
開講部局文学部/人文学研究科 2024年度秋学期
対象者文学部・人文学研究科 学年は問わない

授業の目的

本講義では弥生時代の考古学を中心に概説する。研究史の流れや、最近の研究動向について学ぶことを目的とする。

授業の工夫

専門用語が多い講義なので、用語については可能な限り簡単に説明ができるようにする。

授業の内容や構成

第1週:イントロダクション:講義の進め方

第2週:「弥生時代」とは:弥生時代の基準の話と学史:小林の編年の話とか

第3週:実年代の議論:リビーから始まるC14の話

第4週:弥生土器の誕生と拡散:突帯文土器と遠賀川土器の話、大枠の相対編年と九州の年代観

第5週:弥生土器の拡散と展開:遠賀川系も含めた他地域の土器編年とその特徴

第6週:人骨から見る人の変化

第7週:集落跡の動態1:九州・近畿、集落の変動

第8週:集落跡の動態2:大規模集落の例(朝日、池上曽根、吉野ケ里、青谷上寺地)

第9週:墓制の変化1:九州・近畿

第10週:墓制の変化2:階層化

第11週:金属器の流通と変化

第12週:暴力の痕跡

第13週:ディスカッション

第14週:戦いと暴力

第15週:授業のまとめと評価

達成目標

本授業では、受講者が授業終了後に、当該時期の考古学についての概観を習得し説明できることを目標とする。

教科書・テキスト

担当教員が作成したプリントを授業中に配布する。

課外学習等

毎回復習をすること。特に興味のある事柄については積極的に調べること。


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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投稿日

December 12, 2024