ロシア語基礎2

講師サヴェリエフ イゴリ 教授
開講部局教養教育院 2023年度秋学期
対象者学部生

授業の目的

本授業科目は,専門的学習のツールとして外国語の能力を高め,異文化理解を深めて,国際社会に相応しい教養を育むことが目的です。

授業の達成目標

本授業は、ロシア語を初めて学ぶ受講生を対象に、一貫した授業計画に基づいてロシア語に関する基礎知識と応用する力を養成する科目です。目標は「読む」「書く」「聞く」「話す」の四技能をバランスよく総合的に身につけることです。「生きたロシア語」に触れながら学習を進めます。また、ロシア語世界が身近になるよう、視聴覚メディアなどを通じて文化・風俗・歴史・社会事情等についても学び、国際的視野を涵養する一歩とします。

授業の工夫

新入生は、初めて英語以外の言語を体験することになり、ロシア語を初歩から学びます。少人数学習ですので、進歩が比較的に早いです。文法の基礎を身につけ、自分なりの文章を作ったり、発話してみたり、遊戯感覚で外国語を習います。予習・復習には、なるべく多くの練習問題を解き、できるだけ声を出して文章を読むのが大切です。また、授業では、小テストを行います。毎日の練習を積み重ね、聞く、話す力、読む、書く力は徐々に上達します。

授業の内容

この授業では、ロシア語基礎1とロシア語基礎2によってロシア語の基礎的な文法事項を習得し始める。

授業テーマ

  1. アルファベット、発音:ロシア語の母音とアクセント、子音の同化
  2. 名詞の性と数:男性名詞、中性名詞、女性名詞。
  3. 簡単な文:「これは誰・何ですか?」、「これはーです」の表現;代名詞
  4. 動詞現在形:現在人称変化と正字法の規則
  5. 動詞過去形
  6. 名詞の格変化(1):前置格、вとнаの違い
  7. 合成未来、形容詞、命令形、ся動詞
  8. 名詞の格変化(2):生格と否定生格;無人称文
  9. 名詞の格変化(3):対格; 複数生格; 数詞と格の結合
  10. 名詞の格変化(4):造格と与格
  11. 運動の動詞:定動詞・不定動詞、移動の手段、接頭辞と定・不定動詞
  12. 造格、述語の造格、手段の造格、動詞の造格支配、前置詞c+造格
  13. 完了体・不完了体
  14. 数詞:様々な数詞を用いた表現、値段の表現
  15. 形容詞の比較級、最上級の作り方

履修条件・関連する科目

ロシア語基礎1とともに履修すること。

成績評価の方法と基準

平常点および試験の成績により評価します。授業への参加度、授業出欠などにより判断する。履修取り下げ制度を採用します。

教科書

桑野隆『はじめてのロシア語』(新版)、白水社出版、プリント配布。

注意事項

露和辞典を必ず持参すること。

辞書について

ロシア語は語形が複雑に変化しますので、語の形を辞書で引いてもそのままの形では辞書に出ていないことが多いのです。初学者はこれで嫌になるかも知れません。従って、文法が少し分かりかけた段階で辞書を使えばよいでしょう。

講義資料

講義ノート1
講義ノート3
講義ノート4
講義ノート5
講義ノート6
講義ノート7
講義ノート8


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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投稿日

January 19, 2024