講師 | 塚田祐基 助教 |
---|---|
開講部局 | 教養教育院 2020年度前期火曜3,4限 |
対象者 | G30, 理学部1年生 (週1回全12回) |
本授業科目は,自然科学系分野の学問体系を認識するとともに,自主的判断能力を培うことが目的である。 本実習は、動物、植物および微生物の取り扱い方法、観察方法、実験観察 器具の操作法などをそれぞれ修得すると共に、肉眼や顕微鏡による多様な生物の観察、解剖、実験を通して、生物の構造と機能についての基礎的な理解を得ることを目的とする。またそれにより、構造や機能と遺伝子の関係を学び、観察の学問であった 古典生物学から分子的理解を追求する近代生物学への流れを理解することを目標とする。
実習なので顕微鏡の操作を実際に体験し、生命現象を自分の目で見て感じること、そして観察したことや感じたことについて深く考えることに重点を置いている。その上で、科学的なものの考え方と、そこから得られることが伝わるように授業を構成している。 特にこの授業では生命現象を観察することや、その仕組みについて考えることが楽しいという感覚を体験して欲しいので、教室をリラックスした雰囲気にして、観察に自然に集中できるように心掛けている。
本実習では、動物(メダカ、ハエ、線虫)、植物(タマネギ、シロイヌナズナ)、微生物(酵母)の実験と観察、また口腔上皮細胞あるいは血液数滴の採取と観察が行われる。何らかの理由により、それらを行うことができない学生には、履修を推奨しない。
出席と各回の実験レポート等による。原則として全て出席し全ての実習について期限までにレポートを提出しなければ単位を取得できない。3 回以上出席したならば、成績は「欠席」ではなく「A+, A, B, C, C-, F のどれか」になる。
専用のオリジナル実習書を配布する。
必要に応じてプリント等を配布する。
初回の授業においては、実習書の配布、実習ガイダンス、安全教育、購入品の指示などを行うので必ず出席すること。その後の回では、事前にテキストに目を通し、実験の目的をよく理解した上で授業に臨むこと。事情があって実習を欠席あるいはレポート提出が遅延する場合は、必ず事前に実習担当教員に連絡のうえ相談すること。
July 06, 2021