名大の歴史をたどる

default_image
講師吉川卓治 教授
開講部局教養教育院 2020年度前期
対象者全学部

授業の内容

この授業は、大きくは総説編と各説編の2部構成になっており、総説編では名古屋大学の歴史を通史的に解説し、各説編ではテーマを設定して、より詳しく説明する。予定している授業各回の題目はシラバスのスケジュールの通りである。

各回の内容に応じて、NUCTを通じてのレジュメや資料の配布、インターネットで視聴可能な教材の提示を行うので、それらを用いて学習し、名大の歴史に関する各回のテーマについての知識を深める。各回のレジュメや資料、教材は、各回の期日(下記参照)の午前8時までに、NUCTの本授業サイトの「リソース」欄へアップロードする。

各回、もしくは数回ごとに課題を提示し、それらについてインターネット等で調査することを求める場合がある。

講義や課題に関する質問は、NUCTのメッセージ機能を通じて行う。質問に対しては、同じくNUCTのメッセージ機能(本授業のサイトのもの)を通じて回答する。

授業の目標

本授業科目は、専門分野を問わず、豊かな人間性を育み、総合的判断能力をかん養することが目的である。本授業科目は、受講生が名古屋帝国大学の創立から81年、前身校から数えれば149年におよぶ名古屋大学の歴史および高等教育史さらには名古屋を中心とした地域の歴史について理解し、名大生としてのアイデンティティを自分なりに形成することをねらいとしている。

教科書

購入を義務づける教科書はなく、各回の内容に応じて、NUCTを通じてのレジュメや資料の配布、インターネットで視聴可能な教材の提示を行う。各回のレジュメや資料、教材は、各回の期日(上記参照)の午前8時までに、NUCTの本授業サイトの「リソース」欄にアップロードする。

本授業に関する参照 Web ページ

本授業の教材として、大学文書資料室のホームページのコンテンツを参照する場合が多い。なお、このホームページからフラッシュ動画を視聴する際、インターネットブラウザが chrome だと視聴できない場合がある。Edge もしくは Explorer を推奨する。

スケジュール

講義内容
◆ 総説編
1 オリエンテーション
2 名古屋大学の創基から官立医科大学へ
3 第八高等学校
4 名古屋高等商業学校
5 名古屋帝国大学の誕生
6 新制名古屋大学の発展  1949-1989 〔前編〕
7 新制名古屋大学の発展  1949-1989 〔後編〕
8 現在の名古屋大学へ  1990-2019
9 これからの名古屋大学(松尾清一総長による前年度の講義を視聴)
◆ 各説編
10 1930 年代の医師養成―名古屋医科大学とその周辺―
11 草創期の名古屋大学と初代総長渋沢元治
12 歴代総長-名大をひきいた人びと―
13 名大祭のあゆみ
14 名古屋大学とスポーツ
15 キャンパスの歴史と建築・記念物

成績評価

期末に提出してもらうレポートによって評価する。レポートの執筆・提出の要領、採点基準等については、第1回のオリエンテーションで提示する別紙「期末レポートについて」を必ず参照すること。履修取下げの際は届の提出を要する。提出がなく、レポートの提出がない場合、評価は「F」とする。

講義ビデオ

第 9 回

名古屋大学総長による講義

※新型コロナウイルス感染症の流行のため、本年度の総長講義は中止とし、講義では前年度の総長講義の模様を視聴した。

参考書

  • 『名古屋大学五十年史(通史 1・2、部局史 1・2)』(名古屋大学出版会)
  • 『写真集 名古屋大学の歴史 1871 ~ 1991』(名古屋大学出版会)

※上記2つは、必要に応じて、スキャニングデータをNUCTを通じて配布する。

  • 『名大史ブックレット』第1~ 14 巻(大学文書資料室)

大学文書資料室のホームページから閲覧可。


投稿日

October 07, 2020