講師 | 山本裕二 教授 |
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開講部局 | 教養教育院 2017年度 前期 |
対象者 | 理・医・農・情報学部 (2単位・週1回全15回) |
スポーツや身体運動は,現代社会に様々な影響を与え,また,われわれの生活にも深く関わる.本講義では,主として心理学の立場からスポーツ事象をとらえ,生涯にわたってスポーツを実践していくこと,身体を動かすことの意味を考える.特に,運動の制御・学習とメンタルトレーニングの話題に限定し,スポーツを通して,自己を振り返り,自己成長していくためのきっかけとなることを目標とする.
本授業では,毎回自らが動くことによって,講義内容を実体験を通して理解できるような小実験や作業を行っています.人は体験することによって理解が深まると考えています.特に自らのことを理解し,受け入れるためには,自らの身体を動かすことが大切であるということに気づいてもらうようにしています.スポーツだけでなく,もっと幅広く「人が動くことの意味」を考えるきっかけになるようにしています.
大学生活を心身ともに健康に過ごすために必要な基礎的知識と,運動の意義・必要性について,全学生が共通概念を持てるよう,全クラスで同一内容の授業を 2 回にわたって行う. 具体的には最近問題になっている感染症予防,薬物問題や喫煙・アルコール・生活習慣病,救命救急について,及び生理学,心理学,社会学など様々な観点から見た運動の意義や必要性についての授業を,それぞれ 1 コマ実施する.
人間の巧みな運動として,特にスポーツ技能を中心にその制御や学習のメカニズムを考える.一般的な学習理論から運動の学習理論までを紹介し,より効果的な運動の学習方法について考えていく.
運動とは
運動の学習はどのようにして起こるのか?(フィードバックの実験)
観ることから学ぶ
イメージトレーニング(イメージ制御能力の測定)
自己組織化による学習
スポーツ場面での実力発揮の阻害要因やその対処法について解説し,日常生活にも応用できる様々な心理技法を紹介しながら,実習していく.
メンタルトレーニングとは
PPTP(ピーク・パフォーマンス・トレーニング・プログラム)
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2.1 自己分析
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2.2 目標設定(実習)
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2.3 リラクセーショントレーニング(実習)
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2.4 ポジティブ・シンキング
特になし
山本著「複雑系としての身体運動」(東大出版会)
中込・山本・伊藤著「スポーツ心理学」(培風館)
杉原・船越・工藤・中込編「スポーツ心理学の世界」(福村出版)
中込・伊藤・山本編「よくわかるスポーツ心理学」(ミネルヴァ書房)
出席確認を兼ねた小テスト(70%)
最終レポート(30%)
May 08, 2020